【4スタンス理論で見る社交ダンス】
「先生によって、教え方が違う…」
「このステップ、なんかやりにくい…」
「いつまで、たってもできない…」
そんな経験、ありませんか?
実はそれ、あなたの身体の“タイプ”と動きの相性の問題かもしれません。
■ 4スタンス理論の視点で見る「体の使い方の違い」
4スタンス理論では、人の動き方を
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クロスタイプ(A1・B2)
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パラレルタイプ(A2・B1)
の2つに大別します。
◉ クロスタイプ:体を“斜め”に使う
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体幹と四肢をねじりながら連動させて動く
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CBM(コントラリーボディムーブメント)が得意
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スピンターンでは体をひねって脚をクロスするように踊る
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脚と体が交差して見えるような動きが自然で、安定する
☑ ステップ中に「体を斜めに構える」「動きにひねりがある」といった動きがスムーズにできるのが特徴です。
◉ パラレルタイプ:体を“まっすぐ”に使う
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体幹と四肢を縦方向に揃えて動く
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SL(サイドリーディング)が得意
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スピンターンでは体を捻らずそのまま脚を出すほうが自然
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両肩・骨盤・膝などを平行に保ったまま動くことで最大の力を発揮
☑ 無理にひねると不安定になったり、力みにつながったりします。
■ 「同じステップなのに、動きが違う」理由
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コーチAは「体を絞って」と言う(=クロスタイプ)
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コーチBは「まっすぐ出して」と言う(=パラレルタイプ)
――実はどちらも正しいのです。
ただし、「タイプによって合う方法が違う」だけ。
■ 間違った使い方はケガにもつながる
パラレルタイプの人が、無理にCBMで踊ると:
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膝や腰を傷める原因に
つまり、自分のタイプに合わない動き方はケガのもと”なのです。
ちなみに、筆者(A2タイプ)には、B2タイプの床を踏みながらボディを捻るというのは全く理解できない(笑)
✅ まとめ:自分に合った“動きの軸”を知ることが最優先
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CBMかSLか? どちらが良いではなく、「どちらが自分に合っているか」
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コーチやデモンストレーターと踊り方が違うのは、「タイプ」が違うから
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自分のタイプを理解すれば、踊りやすく・ケガしにくい体の使い方が分かる
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社交ダンスのステップは、“タイプ別の技術”として捉えると上達が早い!
「なんかしっくりこないな」と思ったら――
それは教え方が悪いのではなく、タイプに合っていないだけかもしれません。
まずは、「自分の体の使い方のクセ」を知ることが、すべてのスタートです。