痛みを繰り返さないためのカラダの使い方 - 社交ダンス教師が伝える4スタンス理論 -

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ダンス経験ゼロでも読める!繰り返す痛みや疲労を本質から改善する体の使い方

大きく動きたいなら、歩幅を広げる?

「もっと大きく動きましょう」


そう言われたとき、多くの人がまずやってしまうことがあります。

 

それは、
歩幅を広げること。

 

確かに、見た目はダイナミックになりますし、
距離も出ます。

 

でも――

ここに、大きな勘違いがあるのです。


歩幅を広げても、体は大きく動かない

歩幅を強引に広げたとき、こんなことが起きます。

 

・脚だけが前に出る
・骨盤や体幹がついてこない
・股関節が固まる

 

結果として、
動きは大きく見えても、体は固まっています。

 

「大きく動けない」
「距離が出ない」

 

そんな感覚があるなら、
それは歩幅の問題ではありません。


本当に大きく動ける人がやっていること

大きく動ける人がやっているのは、
歩幅を操作することではありません。

 

使っているのは、
足裏に重心を落としたときに生まれる反発の力。

 

いわば、
ジャンプの直前の力です。

 

実際に跳ぶわけではありませんが、


・足裏に体重がきちんと乗る
・床に預ける瞬間がある
・下に沈んだ反動が、上昇に変わる

 

この状態があると、
体は勝手に大きく動きます。


「蹴る」と「反発」は別物

ここで、もう一つ大事なポイント。

 

反発の力 = 強く蹴ること
ではありません。

 

重心が落ち切る前に蹴ると、
それは反発ではなく踏ん張りになります。

 

踏ん張りが増えるほど、


・筋肉主導
・力感はあるけど、動きは伸びない

 

という状態に陥りやすい。

 

本物の反発は、
出そうとしなくても返ってくる力です。


歩幅は「原因」ではなく「結果」

歩幅を欲張らず、 足裏にしっかり重心が落ちていると、 反発が素直に返ってきます。

 

その反発が、 前への推進力や上への伸びに変わるため、

 

・見た目はコンパクト

・動きは大きく

 

という状態が生まれます。

 

歩幅は、操作するものではないのです。


まとめ

大きく動きたいなら、
まずやるべきは歩幅を広げることではありません。

 

・足裏に重心をちゃんと落とす
・床反力を受け取る
・ジャンプ前の状態を作る

 

この順番が整ったとき、
歩幅も、動きも、自然に大きくなります。

 

もし今、
「大きく動こうとして苦しくなっている」なら、

順番が違っているだけなのです。

 

 

 

 

長友佑都(A2)