15年前に行われた有名な実験、
「The Invisible Gorilla(見えないゴリラ)」 をご存じでしょうか?
白いTシャツチームと黒いTシャツチームが
バスケットボールをパスし合い、
「白いチームのパス回数を数えてください」
という内容の動画です。
たった1分半ほどの映像ですが、
見たことがない方は、ぜひ一度ご覧ください。
👉 https://youtu.be/vJG698U2Mvo
どうでしたか?
ゴリラが画面を横切ったのに……気づけましたか?
実は、半数以上の人が まったく気づかない のです。
視野は “意識しているもの” に縛られる
「いや、そんなん絶対気づくやろ!」
と思った方。
では、もう1本。
👉 https://youtu.be/IGQmdoK_ZfY
今度は、
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黒いTシャツのメンバーが1人いなくなる
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カーテンの色が金色に変わる
という変化まで気づけたでしょうか?
おそらく、多くの人は見落としたと思います。
これは、
人は意識を向けているもの以外は見えなくなる
という証拠です。
心がとらわれていると、身体も動かなくなる
これは、心の働きでも同じです。
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有名選手がやっているから
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先生に言われたから
皆がやってるから
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練習不足だから
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自分は年だから
こうした “とらわれ” が強くなると、
本来の動きができなくなり、視野も狭くなります。
そして健康の面でも、
心が何かにとらわれることで生まれる緊張が、
痛みや不調をつくってしまいます。
みんな、体の使い方は違っていい
4スタンス理論では、
身体の使い方は A1・A2・B1・B2 の4タイプに分かれる
と考えます。
つまり、
自分には自分に合った身体の使い方がある
ということ。
誰かと同じにする必要はありません。
むしろ、タイプが違うのに無理して真似すると、
動きはぎこちなくなり、痛みや不調につながります。
とらわれを手放し、自分のタイプに戻る
心のとらわれを手放し、
自分のタイプにあった身体の使い方をすると――
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動きが軽くなる
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呼吸がしやすくなる
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不要な力が抜ける
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痛みが改善する
心と体は、ひとつのセット。
どちらかが緊張すると、もう一方も固くなります。
「自分は自分のタイプで動いていい」
そう認めるだけで、心も体も軽くなっていきます。
