三度目の殺人 是枝裕和
疑問点
1、最初から火をつける予定だったのならなぜガソリン(灯油?)を用意しなかったのか?
2、炎が上がり、目立ってしまうリスクを犯してまで死体を焼かなければならなかった理由は何か?
3、犯行後、運転手に顔を覚えられる可能性があるのにタクシーに乗ったのはなぜか?
4、すずちゃんはなぜ北海道の学校に受験する事になったのか?
5、役所にメールを送ったり口座に大金を振り込んだのは誰か?
6、役所の実の娘?とすずちゃんは同一人物か・・・
※違う違う、そおじゃ、そおじゃなぁ~いと思われる説
金に困っていた役所の所にすずちゃんの母親から夫殺害依頼のメールが届いた。報酬は口座に振り込む約束をし、殺人を犯した。
※これだと思ったけどちょっと弱いと思ったな説
すずちゃんは役所と知り合い、アパートに行くほど仲良くなった。実の父親から性的虐待を受けている事、それを母親は見て見ぬフリをしている事、この両親から逃げたい事を告白した。
役所の故郷の北海道で2人は暮らす約束をした。すずちゃんは北海道の学校に受験する事にした。貧しいが役所がその費用を出すつもりだった。しかしすずちゃんも少し出したいと言ってきた。役所はその言葉に素直に甘え、口座番号を教えた。
すずちゃんは父親に北海道へ行きたいと話をしたが、おもちゃは絶対に手放さないと言われた。すずちゃんは役所に父親殺害計画と思われる内容のメールを送った。役所は冗談だと思ったがとても気になった。
当日の夜、すずちゃんが父親に川辺で重要な話しがあると連絡した。役所はまさかと思ったが胸騒ぎがした為現場に行ってみる事にした。するとそこですずちゃんと父親がもみ合っている場面に遭遇した。すずちゃんが本気なのだと知った役所は、この生き地獄から何とか救ってあげたいと強烈な感情が生まれ凶器を引き継ぎ、父親の後頭部めがけて何度も殴打し殺害した。しかし死体にはすずちゃんの何らかの痕跡が残ってしまった。それでしかたなく燃やす事にした。その後、役所は念の為にワザと防犯カメラ付きのタクシーに乗り、捜査の目を自分に向けさせた。そうする事で、すずちゃんを霧の中に隠した・・・
※やはり役所の単独犯説
役所はすずちゃんの実の父親。役所は昔事件に巻き込まれた為、育ててくれる人(養子?里親?)に託すしかなかった。
すずちゃんと再会後(偶然?)性的虐待を受けている事、それを見て見ぬフリをされている事を知ってしまった役所は、その2人に激しい憎悪を抱き復讐を誓った(この時役所のアパートですずちゃんと北海道行きを決意したと考える)
まず役所は自分にメールを送り、自分の口座に大金を振り込んだ(女の方をハメル為)次に、夜の川辺に不正の件で男の方を呼び出し殺害。一度は立ち去ろうとしたがDNA鑑定等により、この死体とすずちゃんの血が繋がっていない事がもしもバレた場合、マスコミなどにより、殺人者の自分とすずちゃんが親子関係にある事の発覚を恐れ、急きょガソリンを取りに行き焼いた。自首するつもりだったので堂々とタクシーに乗って帰宅した。
役所が自首した後、北海道の学校に受験する予定を変更しなかったのは、やはりすずちゃんは役所の娘であり、イヤな記憶の残るこの地を去って故郷に行きたい気持があったと考える。すずちゃんが共犯者だと言うなら弁護士に真実を話さなかった理由が解らない。すずちゃんは裁判で役所の死刑は望まないと言った。弁護士には虐待をされていた事を話したいと言った。以上の言葉だけに留めている。裁判ですずちゃんが共犯だと言い出さなかったのは、やはり役所の単独犯だと考える。
★★☆☆☆