【シリーズ六観音】馬頭観音/畜生道 | 昔、屠殺場に連れていかれる牛たちの鳴き声が今でも…… | 天宮光啓塾 生かせいのち(生き方塾)

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南無大師遍照金剛

合掌

 

 馬頭観音呪(畜生道)

 

 

 

※ 撮影:四国霊場第24番札所「最御崎寺」

 

 

今回は、六観音の一尊「馬頭観音」(畜生道)です。

御真言:オンアミリトドハンバウンハッタソワカ

(真言宗常用諸経要集より)

 

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■ 六観音(ろくかんのん)とは


六観音は、観音菩薩が衆生救済のために変身する6つの姿のことです。



六道輪廻(ろくどうりんね)の「六道」(ろくどう)に迷う衆生をそれぞれの観音様(如意輪観音、准胝観音または不空羂索観音、十一面観音、馬頭観音、千手観音、聖観音)がお救いくださいます。



六道の「地獄道、餓鬼道、畜生道、修羅道、人間道、天上道」それぞれの世界には、「苦しみ」が存在するとされています。

 

■ 六観音(ろくかんのん)

地獄・餓鬼などの六道世界に輪廻する衆生を救うために6体集成された観音。

中国で天台大師智顗の提唱した大慈・大悲以下の六観音が最初だが、わが国では雨僧正仁海(にんがい)が用いたとされる聖(しょう)観音(地獄道)、千手観音(餓鬼道)、馬頭観音(畜生道)、十一面観音(阿修羅道)、准胝(じゅんでい)観音(人道)、如意輪観音(天道)の6尊が主に造顕された。天台宗では「准胝観音」のかわりに不空羂索観音を立てる。

「六観音」. 中村元.『仏教辞典苑』第 二 版. 岩波書店,2002,p.1067


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特に、六道の中でも地獄道餓鬼道と同じで、畜生道は非常に残酷な世界です。 

 

他の獣に捕食され、喰われる恐怖心と常に隣り合わせで生きる世界(弱肉強食)です。 

 

動物だから人間よりも劣っているので「恐怖心」は薄い、と言う方がおられますが、本当にそうでしょうか。 

 

昔、屠殺場に連れていかれる牛たちの鳴き声が、まるで「人間」のように感じたことがあります。 

 

今でも、何かあるとそのことを思い出します。

 

生きとし生けるもののために、これからも祈りを捧げ続けたいです。

 
【六観音真言動画】
 
六観音真言(馬頭観音/畜生道)昔、屠殺場に連れていかれる牛たちの鳴き声が今でも…
 
 

 

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(お知らせ)


次は、「十一面観音真言」(阿修羅道)の動画を投稿予定です。



六観音真言は、「過去世・前世」の記憶が蘇ると聞いたことがあります。



動画で何かを感じた方は、もしかしたら、自分の前世や来世、また現世の「本来の姿(生き方)」が分かるようになるのかもしれません。



いずれにせよ、気になられ方はチャンネル登録よろしくお願いいたします。

 

 

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合掌



高野山大師教会光寿支部・支部長 天宮光啓



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