皆さん、おはようございます。
昨夜、四国霊場のある場所に関する夢を見ました。
※ 四国霊場第十一番札所「藤井寺」さんから、次の第十二番札所「焼山寺」さんへ向かう山道の脇の大きな岩肌に「阿弥陀如来」と彫られています。
そして、阿弥陀如来真言、「おん あみりた ていせい から うん」
阿弥陀如来(あみだにょらい)は、如来の一尊です。
西方にある極楽浄土という仏国土(浄土)の教主です。
サンスクリット原名は二つあり、無限の寿命をもつもの(無量寿:むりょうじゅ)、無限の光明を持つ者(無量光:むりょうこう)です。
無量寿経によると、世自在王仏のもとで、無上なるさとりを得ようと発心した法蔵菩薩(法蔵比丘)が衆生を救済するために四十八の本願(四十八願)を立て、途方もなく長い間修行を重ねた後、本願を成就して今から十劫(じっこう)のむかしに仏となられました。
「阿弥陀」. 中村元.『仏教辞典苑』第 二 版. 岩波書店,2002,p.17.
さらに、「カルマ=業(行動・行為)」というキーワードが何度も出てきました。
カルマ(Karma)とは、サンスクリット語で「行動」や「行為」、また、「負の連鎖」からの解放という意味の言葉です。
ある「カルマ(行動・行為)」が必ずしも即座に結果をもたらす訳ではありませんが、
「因果応報」のポジティブな行動(善行)はポジティブな結果を、ネガティブな行動(悪行)はネガティブな結果を生み出すという法則は誰しも一度は経験したことがあるのではないでしょうか。
仏教では、カルマ(負の連鎖)から解放されるために悟りを開く重要性が説かれています。
その最たる実践者がお釈迦様であり、お釈迦様が「ブッダ」と成られたこのプロセス(解脱)を「涅槃(ニルヴァーナ)」と呼びます。
昔、ヨーガの修行で訪れたインドで、生前の行動が来世へ深く影響を及ぼし、魂(アートマン)はその影響を受けながら転生を繰り返す、そのことを教わりました。
つまり、現世でのカルマ(善業・悪業)は、近い将来や転生の時に、いずれ何かの形になってあらわれてきます。
森羅万象、すべてのものは相互につながり、深く関係し、この瞬間も常に変化しながら成り立っています。
仏教では、そのことを「空性」といい、『般若心経』はそのことを私たちに語りかけているお経です。
希望の光があふれる未来、「奇跡」とは何でしょうか。
それは、私たち一人ひとりの他を慈しむやさしい思いやり溢れる心、考え方や信念、強い意志によって、
困難や苦難を乗り越えた血と汗と涙の結晶という「軌跡」ではないでしょうか。
それでは、本日も仏道精進。
相互供養 相互礼拝 自利利他
生かせいのち
合掌 天宮光啓
--------------------------------------------------------
【参考】『BLOG KOKEI AMAMIYA』(外部リンク)
【参考】『高野山大師教会光寿支部』(外部リンク)
【参考】『天宮光啓 護摩祈祷』(外部リンク)