四苦八苦
本日のお告げ
本日の不動明王のお告げ
「迷悟我に在れば 発心すれば即ち至る」
(20230920PM4:09) (心経秘鍵)
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本日は、夕勤行の時に上記の「不動明王のお告げ」、メッセージを授かりました。
迷悟とは、迷いと悟りです。
まったく正反対のように思えますが、人は迷い(苦しみ)があるからこそ悟りを求め、一生懸命に奮起し、努力(精進)できるのかもしれません。
そして、発心(ほっしん)とは正しい道に向かう心をおこすことです。
そのためには、金剛合掌を結び、真言を唱え、仏を心に思い描きます。
真言の語源はサンスクリット語の「mantra」で、「真実の言葉」という意味です。
真言は、仏や菩薩、その教えや誓い、功徳などを秘めています。
代表的なものをいくつかご紹介します。
● 大日如来真言:「オン アビラウンケン バザラ ダトバン」
※ 高野山大師教会光寿支部YouTube動画より
● 不動明王真言:「ノウマクサンマンダ バザラ ダン センダマカロシャダ ソワタヤ ウンタラタ カンマン」
※ 高野山大師教会光寿支部YouTube動画より
●千手観音真言:「オン バザラ ダラマ キリク」
※ 高野山大師教会光寿支部YouTube動画より
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四苦八苦(しくはっく)
仏教の四苦八苦とは、人間が生きていく上で必ず経験する苦しみのことです。
四苦は、生苦(しょうく)、老苦(ろうく)、病苦(びょうく)、死苦(しく)の4つです。
八苦は、四苦に、愛別離苦(あいべつりく)、怨憎会苦(おんぞうえく)、求不得苦(ぐふとっく)、五蘊盛苦(ごうんじょうく)の4つを加えたものです。
四苦八苦は、私たちが直面する苦しみを象徴するものであり、誰もが経験します。
例えば、老いる、病気になる、死の恐怖から逃れられない苦しみ。
大切な人との別れの苦しみ(愛別離苦)、この肉体があるがゆえに欲望や執着を生み出す苦しみ(五蘊盛苦)です。
このように、四苦八苦は私たちが生きていく上で、様々な形で現れます。
この世に生きるものなら、誰もが背負う苦しみです。
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