不動明王のお告げ | 2023年8月28日、本日のお告げ…、天下にこの教えを広め、蒼生の福を増せ | 天宮光啓塾 生かせいのち(生き方塾)

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南無大師遍照金剛

合掌

 

 

 不動明王のお告げ

 

 

 

本日のお告げ

 

本日の不動明王のお告げ

 

 

「一日も早く日本に帰り、天下にこの教えを広め、蒼生の福を増しなさい」蒼生の福(そうせいのさいわい)

 

(20230828PM15:21)

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本日は、午後の護摩の時に上記の「不動明王のお告げ」、メッセージを授かりました。

 

 

これは、恵果阿闍梨から空海へ伝えられた言葉です。

 

 

 

今から1200前に空海が唐(現在の中国)へ渡り、青龍寺の恵果に密教の法を授かりました。

 

 

 

本来ならば、二十年滞在の予定でした。

 

 

 

しかし、わずか二年ほどで日本に戻ることを決意しました。

 

 

 

その時に師の恵果が「すべての教えは授けた、さぁ、一日も早く日本に帰り、天下にこの教えを広め、蒼生の福を増しなさい」という言葉を伝えました。

 

 

 

「蒼生(そうせい)」とは、菩薩が喜び楽しみ、共に涙する、すべての生きとし生けるもののことです。

 

 

 

母がこの世を去った2014年の夏、約ひと月ほどかけて歩き遍路に出ました。

 

 

 

修行の地、高知では連日の雨、強風や突風、落雷や豪雨に何度も遭遇しました。

 

 

特に、土佐市内から第36番札所「青龍寺」へ向かう道が一番苦しかったです。

 

 

道路の至るところは冠水し、海岸線の道が川のようになっていました。

何度も、何度もあきらめそうになりました。

 

 

今となっては、とても懐かしいそうした出来事を今日の護摩の時にいろいろと思い出しました。

 

 

そして、「西へ向かえ」というお不動様のお告げの意味が、さらに明らかになってきたように感じました。

 

 

 

※ 護摩祈祷を執り行う日は、早朝から禊を行い六根清浄を念じます。

 

不動尊祈経(ふどうそんいのりきょう)

 

一心に祈り奉る 香(こう)の煙りは幽(かすか)なれども

 

天に通じて天下(あまくだ)らせ給へ

 

其時(そのとき)に大日大聖不動明王 五色の雲の中より御(おん)すがたを現わせ給う。

 

あら有難(ありがた)や 倶利伽羅不動(くりからふどう)や

 

まんねん剣をさかばにかざせられ阿吽(あうん)の二字が

 

火焔(かえん)となってながめてまんだら そわかの波を

 

荒くれ矜迦羅童子(こんがらどうじ)が

 

こうべにあがって 制叱迦童子(せいたかどうじ)が受けとり給いて

 

悪病諸病を からめとって 三(み)ツ石川原(いしかわら)の せいはに祟(たた)りて

 

祈れや祈れ 叶うぞかなうぞ 懺悔(ざんげ)懺悔(ざんげ)

 

六根清浄(ろっこんしょうじょう)

 

一より二けん 三界四(さんがいし)はらい 五(ご)たんの巻(まき)もの

 

六根清浄(ろっこんしょうじょう)

 

七難即滅(しちなんそくめつ) 八方からめて 九(く)もつを整(とと)のへ 十(じゅう)ぶに祈れば

 

神(かみ)は清浄(せいじょう)なさしめ給(たま)うぞ

 

ほんぎゃくほんじの 大護摩供養(だいごまくよう)

 

東(ひがし)は日の本 天照大神(あまてらすおおかみ)

 

鹿島(かしま)に香取(かとり)生須(いけす)の明神

 

神體日輪(しんたいにちりん) 南は大唐(だいとう)

 

晴雲星辰(せいうんせいしん) 西は天竺(てんじく)

 

三世の諸菩薩 佛體月輪(ぶったいげつりん) 

 

北は子(ね)のくに

 

出雲(いづも)の御神(おんかみ)八百万神(はっぴゃくまんしん)

 

天も感応(かんのう) 地神(ちじん)も納受(のうじゅ) 諸願も成就(じょうじゅ)

 

みくじはさらさら

 

『不動尊秘密陀羅尼経』より

 

※ 一部現代読みに書き換えています。

 

 

十善戒とは

 
 
十善(じゅうぜん)
 
仏教で善とは楽(らく)の果(か)をもたらす行為をいうが、身・語・意(身口意:しんくい)の三方面におけるその代表的な10の行為が十善である。
 
まず身の行為に関し、不殺生・不偸盗・不邪淫、語の行為に関し、不妄語・不悪口・不両舌・不綺語、意の行為に関して、無貪・無瞋(→瞋恚)・正見(→八正道)がいわれる(受十善戒経、十善業道経など)。
 
大乗の戒(戒律)は、この(十善業道)を基本とする。この反対を、(十悪)(十不善業)などという。

「十善」. 中村元.『仏教辞典苑』第 二 版. 岩波書店,2002,p.483.
 
 
十善戒をよく保ち六根清浄、悪い業(カルマ)や三毒(貪瞋痴)によって因果因縁をつくらず、 三障四魔を近づけないように精進することがとても大切です。
 
 

不動明王とは

高野山大師教会光寿支部本尊(不動明王尊立像・座像)

 

胎蔵界大日如来の教令輪身(化身)とされ、大日如来に代わって人々の煩悩を切り、悟りへ導く役割を担っています。

 

 

三毒の煩悩を断ち切る剣と、悪を縛り上げ、人々を救い上げる縄、羂索(けんじゃく)を持ちます。

 

 

なお、胎蔵界曼荼羅では、持明院(じみょういん)に位置します。

 

 

 

 

 

【参考】『BLOG KOKEI AMAMIYA』(外部リンク)