「ディヤーナ」(天宮光啓流内観法)
皆さん、おはようございます。
今週末、「ディヤーナ」(天宮光啓流内観法)です。
※ 内観を中心にいろいろな瞑想法をお教えするにあたり、これまでの仏道修行会という名称を「ディヤーナ」(天宮光啓流内観法)と変更します。
ディヤーナとは、禅定あるいは禅那と訳されます。
■ 禅定(ぜんじょう)
サンスクリット語のdhyānaの音写である(禅)と、その意訳である(定)との合成語。
心静かに瞑想し、真理を観察すること。またそれによって心身ともに動揺することがなくなり、安定した状態。
大乗仏教の菩薩が実践すべき修行徳目である六波羅蜜(ろくはらみつ)の第5に配される。
「禅定」. 中村元.『仏教辞典苑』第 二 版. 岩波書店,2002,p.620.
│内観とは│
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内観とは、自分の内面を見つめることです。
仏教では自分自身を内省して、仏性などを観ずることをいいます。
また、心理学などでは自分の意識や心の状態をみずから観察することです。
内観は、自分の考えや感情、行動を理解し、改善するために非常に役立ちます。
例えば、対人トラブルや、いじめや嫌がらせなど職場や学校や地域、あらゆるコミニュティにおける人間関係の悩み事を解決へ導きます。
内観は、誰でも簡単に行うことができます。瞑想と同じように自分自身でセルフでおこなえる心身の健康法といえます。
個人的には、マインドフルネスと似ているように感じます。
ただし、全く同じではなく、両者の違いをあえて言えば、内観は内省(ないしょう)のように自己を省みる点が含まれていることです。
つまり、自己を見つめ、自分の考え方や思想、また、言動などを深くかえりみて、反省や懴悔などをおこないます。
今週末の「ディヤーナ」(天宮光啓流内観法)の時にいろいろとお話しします。
瞑想の仕組みや活用の仕方などの理解をさらに深めてまいりましょう。
そして、後悔のない、素晴らしい人生を送るためにぜひお役立ていただければ幸いです。
● 三障四魔や三毒、死後の世界や地獄は必ず存在する ●
※ 不幸の元凶、三障四魔や三毒(貪瞋痴)は、怒りや憎しみ、憎悪、嫉妬などネガティブなものに引き寄せられるように集まってきます。
※ 常に心の清浄を保つことが何よりも大切です。
人を平気で傷つけたり、命を奪ったり、苦しめたりする人間は必ずその報いを受けます。
したがって、私たちもそんな人間と同じような愚かな行為をして、同じように地獄に堕ちてはいけません。
むしろ逆に、私たちを苦しめるそんな人間をも分け隔てなく救ってあげようと願える自分になることがとても大切です。
非常に難しいことですが、これが私たちがこの世で修める修行(忍辱や精進)、自分自身の心や魂を成長させる仏道修行(三学・六波羅蜜)という尊い道です。
※ 特に、三毒(貪瞋痴)の怒りや憎しみ、嫉妬や妬み、執着や自己愛が三障四魔や三毒の魔障をさらに招いてしまいます。
負の感情は、心の奥底に塵のように溜まり、それが毒素を吐き出し、常に私たちの言動に悪い影響を強く及ぼし、知らず知らずのうちに対人トラブルをはじめ、あらゆる災厄や不幸を招く元凶です。
※ 常に心の清浄を保つことが何よりも大切です。