最も克服すべき根本的な三つの煩悩
今月末に当光寿支部の「一願不動明王開運護摩供」(合同護摩)がございます。
お不動様の智火(智慧の火)によって三毒を焼き払い、身と心を清浄にして開運のきっかけづくりにしたいです。
三毒(さんどく)という 最も克服すべき根本的な三つの煩悩をいいます。
三毒(さんどく)とは貪瞋癡(とんじんち)のことです。 最も克服すべき根本的な三つの煩悩のことです。
ひと言でいえば私たちを苦しめる元凶です。
つまり、終わりが見えない苦しみを次から次に生み出す根本的な原因です。
貪(とん)は執着し欲望のまま貪(むさぼ)ること。瞋(しん)は思い通りにならないことに対して怒ること。痴(ち)は物事の道理に暗く、それゆえに、妄念によって迷い苦しむ無明(むみょう)のことです。
こうした三毒は人の善心を害する3種の煩悩(ぼんのう)ということで「三不善根」などとも呼ばれます。
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■ 三毒(さんどく)
● 貪(とん) 欲深く物をほしがること、際限なくほしがること
● 瞋(しん) 自己中心的な心で、怒ること、憎しむこと
● 癡(ち) 道理に暗く実体のないものを真実と思い込むこと
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こうした三毒の煩悩を不動明王の智火によって焼き払い昇華し、あらゆる願いを叶えために修法するのが護摩です。
護摩はサンスクリットの「ホーマ」 (ヴェーダの火の儀式)に由来します。
炎の中へ供物を投じ本尊を供養し功徳(善行)を積み、神仏からの加持や恩恵を授かります。
※ ヴェーダ:古代インドのバラモン教の根本聖典
おのずから良い運気が集まりはじめ、理想の人に出会えたり、金運がアップしたり…
善行とは仏教行事に参加したりすることです。
たとえば、ご紹介の護摩祈祷などもその一例です。
また、真言や陀羅尼、お経を唱えたり、写経をしたり、高野山や四国霊場の巡礼、寺社仏閣を訪れ神仏に手を合わせ自他共の幸せを願うなどです。
このようにして日々陰徳(いんとく)を積むことです。
特に、護摩の前に十善戒をお唱えすることで三業(身と口と意)のカルマ(汚れや罪や咎)が浄化されて清浄になります。
すると、おのずから良い運気が集まりはじめ、理想の人に出会えたり、金運がアップしたり、幸運なことが立て続けにおこるようになったりします。
それでは、今月末の「一願不動明王開運護摩供」(合同護摩)で共に功徳を積み重ね、それぞれの夢や希望、目標をどんどんと実現化してまいりましょう!
行動力・実行力・実現力!
生かせいのち
南無大師遍照金剛
合掌 天宮光啓