念彼観音力(ねんぴかんのんりき)、念彼観音力(ねんぴかんのんりき)、念彼観音力(ねんぴかんのんりき)、
観音様を念ずれば必ずお救いくださる。
ご存じの『観音経』には、この経文が何度も出てきます。
観音様を一心に念ずれば、絶体絶命のピンチや危機、さまざまな困難、あらゆる苦しみから解放される……
子供の頃、横山光輝氏の漫画『バビル2世』や、ユリ・ゲラーに非常に強い関心を寄せ、
そして、十代の頃は何時間も薄暗い部屋の中で、ただロウソクの火だけを見つめ続けたり、
また、何日も断食したり、
あるいは、タントラ系のヨガや瞑想などに明け暮れたこともございました。
今になって思えば、超能力という不思議な力、
念力という念じる力、「祈る力」を求めていたのかもしれません。
生かせいのち、という言葉がとても心に響きます。
瞑想をしていると、ふと“自分ではない”、とても不思議な感覚になることがあります。
うまく表現できませんが、
その時に、大日如来様や観音様方が次々に浮かんできます。
特に、亡き母の念持仏だったあの如意輪観音様がその中心で大きく光り輝いています。
* 高野山大師教会光寿支部の本堂にて撮影
私たちは、この世という仮の世界の住人、
いずれは同じところへ帰る、還るのかも…
その時に、すべての真実が解き明かされるのかもしれませんね。
それでは、本日も「生き方塾」です。
生かせいのち
南無大師遍照金剛
合掌 高野山大師教会光寿支部 事務局