同行二人(どうぎょうににん) | 天宮光啓塾 生かせいのち(生き方塾)

天宮光啓塾 生かせいのち(生き方塾)

IKIKATAJUKU(天宮光啓瞑想法)や、護摩祈祷、真言動画、高野山大師教会光寿支部の活動などを投稿しています。

高野山大師教会光寿支部では、支部会員さんも募集中です。

相互礼拝、相互供養、自利利他

生かせいのち

南無大師遍照金剛

合掌

先日、急に右足の指に違和感をおぼえた。



もう何年も前から気になっていたこと。

 

 


少し無理をしながら歩き続けていると、薬指の付け根あたりがジンジンと痛みはじめる。


 

 

以前、病院で診察を受けた。

 

 

 

無理を続けて同じ部位を酷使していると、ひょっとしたら将来、日常生活に支障をきたすようになるかもしれない。



そう告げられた。

 


 

この世には、いろいろな苦しみがある。


 

仏教の「生・老・病・死」や、「四苦八苦」という人生の根本的な苦しみをあらわす言葉がふと思い浮かんだ。

 

 



生きていれば不安になること、



心細くなるこ、切なくなること、



気分が乗らないこと、むしゃくしゃすること、いろいろとある。




人生、けっして明るく楽しくて嬉しくなるようなことばかりではない。



しかし、私の場合は心強い味方がいる。

 

 

 

不安になった時にいつもふと思い出す。



それは、これまで苦しいときに支えてくれた周りの人たち、

 

 


特に、生き方塾を楽しみに毎回参加してくださる方々、



さらに、私が代表を務める大師教会支部の趣旨に賛同し、共に道を一緒に進もうとしてくださっている方々。



そうした皆の楽しそうな笑顔や、一生懸命に努力する姿が浮かんでくる。

 

 


四国遍路には、「同行二人」(どうぎょうににん)という言葉がある。

 

 





昔、四国霊場のある納経所でこんな話を聞いた。

 

 

 

「同行二人とは、いつもお大師様がそばで一緒にいてくださるという言葉。

 

 

 

だから、お遍路さんにはお大師様がいつもついておられる。

 

 

 

納経をおえられたその後ろ姿に、そっと手をあわせます。

 

 

 

すると、どこからともなく聞こえてくるんです……

 

 

 

南無大師遍照金剛、南無大師遍照金剛……と、」

 

 


“同行二人”、それは、まさしく自利利他、相互供養、相互礼拝の助け合い、支え合い、励まし合い、

 

 

 

感謝や尊敬の念、思いやりや、よりそう心。

 



これからも、不安になること、切なくなること、悲しいこと、いろいろな出来事が起こるだろう。

 



しかし、私はそうした不安に負けず真っすぐに進んでいきたい。

 

 

 

けっして、ひとりぼっちではない、皆と共に生きていく!!

 



心を、魂をもっともっと成長させながら皆と共に生きていく!!

 



人生の同行二人、皆で支え合い、励まし合い、応援し合い、助け合い、

 

 

 

お大師様のいらっしゃる大日の光へと力強く皆と共に進んでいく。

 

 

 

 


輝かそう、それぞれの命、




燃やそう、それぞれの命の灯(ともしび)、

 

 

 

精一杯に、一生懸命に、

 

 

 

私たちが共に生きた証を、今のこの瞬間に。

 

 

 





同行二人

 

 

 

生かせいのち

 

 

 

南無大師遍照金剛



合掌