現世、五濁悪世(ごじゃくあくせ)の末法の世において、
弥勒菩薩が下生するまでの間、地蔵菩薩(じぞうぼさつ)がこの世を救ってくださる。
その名の由来は、サンスクリット語のクシティガルバにある。
大地(クシティ)がすべての生命を育む力を包蔵(ガルバ)していることをあらわしている。
大慈悲の心で悩み苦しむ衆生を救済する。
六道すべての世界(地獄道・餓鬼道・畜生道・修羅道・人道・天道)において。
先日、当僧院の仏様へお供え物が届けられた。
当方の生き方塾へもご参加くださる幸果さんからだ。
お父様が無農薬栽培でお野菜を育てられている。
まさしく大地の恵。
※ 自然薯、土の香りに大地の恵み、ありがたさを実感いたしました。
上供の後は、下供としてありがたく「いのち」を頂戴した。
※ みずみずしい緑色がとっても目に鮮やかに映る!!
私たちは、大地に育まれた、こうしたたくさんの命をいただきこの命をつないでいる。
この肉体もいつかは朽ち果て、やがて土へと還り、天へと昇る。
三毒の煩悩によって間違った考え方がはびこり、
大地や、空や海を汚してしまっては生きてはいけない。
人心が乱れれば、やがて凶悪な犯罪や戦争が起こり、天災が起こりたくさんの命が犠牲になる。
私たち一人、一人の思いや考え方、行動で、
この世は、地獄にも浄土にもなる。
オン カカカ ビサンマエイ ソワカ
※ お地蔵様の真言
この世は、大きな、大きな一枚の蓮の葉である。
一蓮托生、皆でともにこの世を浄土のようなおだやかな平和な世界へと変えていきたい。
生かせいのち
合掌