取り急ぎご報告申し上げます。
昨日、「金峯山蓮華奉献入峯」の修行から無事に戻ってまいりました。
この度も、たくさんの方々のご高配を賜り
深く深く感謝し厚く御礼申し上げるしだいです。
草木も眠る丑三つ時、
私たち行者は、吉野のふもとから大峰の
険しい山道を一日約30キロ、
十二時間以上をかけ、一山の諸神仏に祈りを捧げて登ってまいります。
お昼を過ぎた頃には、両足はもちろんのこと、
体中のあちこちが怠くなって、
まるで鉛の重石を背負っているかのような・・・
夕方、山上につくころにはすっかり精も魂尽き果て・・・
しかし、登りきった、やり遂げた達成感が
何とも心地よい疲労感として、
その日の夜は、布団にもぐリ込むといつの間にか・・・夢の中へ・・・
誘(いざな)ってくれます。
次の日の早朝、
眼前には、山々を包み込む純白の真綿のような雲海(阿弥陀の来迎の雲)、
それに、仏の光背のようなやさしいご来光(大日の光)。
『人の一生は重き荷物を負うて遠き道をゆくがごとし』
人生には、苦しいこと、辛いこと、
泣きたくなること、また逃げ出したくなるようなこと・・・ございます。
でも、けっして独りぼっちの辛い険しい道ばかりではございません。
まさに、森羅万象は「六大」(地・水・火・風・空・識)縁起のあらわれ、
諸神仏は、いつも私たちの身近、すぐそばに・・・
今回も、皆様方とご一緒させて頂けた貴重な「縁起」、心から感謝いたします。
来年、皆様方とあの素晴らしいご来光を・・・
お導きによって・・・
今から、心待ちにしております(^人^)
それでは、またお元気なお姿で再会したいです。
追記 大変お世話になりました。
本当に有難うございました。
合掌