以下は2024.04.19ブログからの抜粋です。
ところで、ハーバード大学講師のハイフェッツは、世の中の問題は「技術的問題」と「適応課題」に分けられると言います。前者は問題の所在が外側にあり既存の解決策が応用できる問題。一方、後者は問題の所在は当事者にあり既存の解決策が応用できない問題です。
しばしば見られるのが、適応課題に技術的問題の解決方法を用いること。適応課題の解決には、当事者自身の考え方や思い込みを変える必要があります。
中小企業の経営支援に関するご相談を受けるなかで上記のことをしばしば思います。
技術的問題は既知のノウハウで対処できる。適応課題は文字通り適応を要するので対話等を通じて適応を促していく。とるべき手段は異なります。
まずは問題には技術的問題と適応課題があることを知る。その上でどの問題を解決すべきなのかを考え、対処する。このような対応をとることで前に進むことができるでしょう。