徳川ミュージアムの御刀達 | 【逢結屋】いそべみゆきの歴史徒然

【逢結屋】いそべみゆきの歴史徒然

和文化歴史コンシェルジュ 磯部深雪(いそべみゆき)のブログ。【逢結屋】お仕事情報・イベントや内覧会等のレポもあり。
ほぼ記憶を保っておくための備忘録になっています。

大好きな場所のひとつになった徳川ミュージアム。
刀剣も焼刃したものも含め多数展示されています。


【太刀銘國宗】
備前長船國宗作
幼少の光圀が頼房から隅田川を泳ぎ渡るよう言われ、見事泳ぎきった褒美に与えられた。

エピソード含めて、好きです。



【太刀児手柏銘包永】
大和手掻派包永作
細川藤孝が大和多聞山城にて敵の首級を獲った際、自分には長いと閉口し四寸ほど短く磨上げる。

将軍足利義晴からの拝領品なんですが。
本身の繊細さ、それに対して強めに残された茎。好きです。



【刀燭台切銘光忠】
備前長船光忠作
秀吉から政宗が拝領した長船光忠の一振。
後に手打ちにした家臣と共に青銅の燭台をも切り伏せたため燭台切光忠と名付けられる。

関東大震災被災刀。水戸藩小梅邸(現在の隅田公園)にて罹災。
そんなにたくさん見に来れているわけではないですが、逢う度に印象が暖かく膨れていくイメージに。
沢山の方々に、大事に大事に見守られて変わっていっているように感じるのです。


水戸も大好き。
またお邪魔しに行きます!