ここ10年、2回の「私、運がよかった」
何度も書いているが。
2年前の奥多摩湖。バスで1時間。客はいっぱいいたので、みんな、奥多摩湖だと思ったら、着いたら、降りたのは私1人。夕方ということもあったが、さらに観光客は誰もいない。駅には「熊、出没、注意」。1人とわかっていたら、絶対、行かなかった。すぐに帰りのバスを見る。30分後。よかった。祈りながら、ひたすら、待つ。早く、バス、来い。何も出るな。運がよかった。
もっと怖かったこと。10年前か。御嶽山の噴火。まったく同じ昼間に、私は隣の山にいた。普通なら、人気の御嶽山に行く。行ったら、アウトだった。まだスマホがなかったので、東京に帰り、ニュースを見て、知った。青くなった。間一髪。変な気分。なんで、御嶽山を選ばなかったのか? 運がよかった。
笹崎勝己さん、ささやん、さようなら。「プロレスの神様」は、なんてことをしてくれたんだ! 恨むよ
サムライTVのマリーゴールド・旗揚げ戦から。青野の手を。
ちいさいころは かみさまがいて(ユーミン)
いや、大きくなってからの方が、神様を意識する。
カール・ゴッチさんとは別に、プロレスの神様というものはいると私は思っている。
だから、いいことがあっても、悪いことがあっても、すべて、その神様のせいにする。私はそういう考え。
10月17日、昼のニュースを見たときは同姓同名だろう、と思った。珍しい名前ではないし、完全にそう思っていた。ただ、年齢が出ていないのがひっかかった。これが20歳だったら「関係ない」と断言できた。逆に「60歳」と出れば、同姓同名なんて言ってられない、と思う。でも、なんとなくひっかかって、数人にメールした。
返信はいずれも「残念ながら笹崎さん、本人です」。
ただ、正式発表があるまではプロレスのプの字も出さないことに決めた。それが17日の原稿だ。下の写真は日テレ、夜18時1分のニュース。「遺体損傷が激しく」と出た。
なんで、岩手県に? そのとき、映画「鬼畜」の終盤「みんな、一生懸命、生きているんだなあ」というセリフを思い出した。
笹崎さんのことだから…とか、想像することはあるが、書いても仕方がない。
ただ、なんで、笹崎さんが? ただただ悔しい。よくない話を聞いたことがない。
口数は少なかったが、会えば、必ず「お疲れ様です」と挨拶を返してくれた。
いま、あらためて試合の映像を見たが、ビックリするほど目立っていない。それはレフェリーの基本だ。
プロレスの神様よ、なんで笹崎さんなんだ? 恨むよ。
いろんな記事を見ると、第二の人生を家族とともに始めた矢先だった、という。
きっと、数年したら、この事故は「こんな悲惨なことが」とテレビなどで振り返ることがあると思う。
しかし、現地の人は熊に対する注意など話していなかったのか。これがいちばん大きな疑問として残る。
あらためて、ご冥福をお祈り致します。
※注…笹崎さんは勝巳ではなく、勝己にします。週プロ名鑑がずっとそうなっているので。






