こちらの記事のつづき①です。
このビジネスフォーラムには、
政府の人や、ビジネスマンが多くいました。
ビジネスマンといっても、
投資家やホテルオーナーなど、
いわゆる「成功者」と言われている人たちです。
その中で、あるアラブ人成功者と話をするきっかけがあり、色々話していたんです。
彼は、まだ28歳という若さで、
政府からデジタルメディアやメンタルヘルスを任されているということで、
彼自身も、「この若さですごいねって、周りから言われるんだよ」と言っていました。
そしてまた、「家が裕福だから成功した」と言われるけど、そうじゃないんだよという話しをしてくれたんです。
興味深かったので、詳しく話してくれませんかとお願いしました。
たしかに、僕の家は裕福だ。
祖父は部族の族長だった。
でも、それほど豊かではなかったんだ。
父は、たくさんの本を読み、たくさん働いた。
そして投資家になって成功したんだ。
実際、実家はお金持ちだから、僕も働く必要はない。
そういう奴は、友人の中にもいるよ。
でも、家にぼーっと座ってるだけじゃ、つまらないんだよ。
僕は、趣味で登山をするんだ。
登るとき、すごくきつい。
だから、友人は、「なんでそんなきついことをわざわざするんだよ」と言う。
でも、登山は僕に満足感と幸せをもたらしてくれるんだよ。
僕は、大学生のとき、学生をしながら働き始めたんだ。
まず、そんな奴はまわりにどこもいないよ。
そんなしんどい思いまでしたくないからね。
でも僕はやった。
楽しかったからだよ。
デジタルメディアマーケティングが面白くて、たくさん勉強した。
それで、あるときそれに関する仕事をしないかって、声をかけられたんだよ。
でも、その仕事の給料は、月2000ドル(約20万)だった。
カタールは裕福な国で、初任給は50万から60万はある。
友達はみんな反対したよ(笑)
やめとけって。
でも、僕は引き受けたんだ。
だって、その仕事が面白そうだったから。
それで、楽しくてやっていたら…
また仕事のオファーがきた。
そして夢中になってやっていたらを繰り返したら…
気づいたら、この若さで政府のしごと、しかもリーダーを任されるようになったんだ。
このお話は、まだつづきます![爆笑](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/001.png)
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こちらの新刊の出版講演として
2/9(土)に、