どのカードにもある
大アルカナ１０番
運命の輪、運命の車輪、OSHO禅タロットでは
変化という名前がついています。
これらのカードって
運気が巡ってくる
運命に逆らうな
人智を超えた自然の流れに従う
変化を恐れるな
こんな風に読みますよね。
どれをとっても
「運命は決まっている」
という風には読まないのです。
常にこの世界、この宇宙は変化していますよ。
ということを言いたいわけです。
そうなると
各方面の占い師さんから批判されそうなのですが
運命は決まっているって言われて幸せな人は
どのくらいいるのでしょう？
いいことを言われたり
今やってることを肯定されたら嬉しいですけど
あなたは今世、一人で生きる運命です
とか
やりたくもなく職業をやる運命です
とか
貧乏から学ぶ運命です
とか言われたら
落ち込むか、忘れるか
信じないで自分のやりたいことをやるか？
別の占いや宗教に行くか？？
ですよね。
私は若い頃に「家族に恵まれない名前の画数、寂しい人生を送る」と本で読み、確かにそうだったから
どの占いを見てもなんとなく暗い情報しか
入ってこなかったんですね。
じゃあ、名前を変えたかっていうと
そこまでしたいと思わずに
自分で道を切り開いてきました。
人生の半分は家族に恵まれてきました。
それは自分自身が望んだから。
そんな人たっくさんいるんですよ。
では逆に
あなたの運命は大スターです
って言われたらどうでしょう？
大スターを目指してる人は嬉しいけれど
目指して一生終わる人もいるだろうし
すでに大スターの人は
大スター以外の可能性は閉じられます。
大スターが幸せとも限らないし
旬というものあるわけだから
一生の中でも使命や天命も変わってきます。
そういった既存の職業や
家族の形態は占いとしてわかりやすいけれど
固定観念から抜けられないわけです。
家族に恵まれない、寂しい
というのも時代や国によって
レベル感が全然違うし
若い頃家族に恵まれなかったからこそ
身につけた生き方もあるし
素晴らしい親だからこそ
大人になっても親を超えられない
理想が高すぎてしまうなど
個人の性質次第で
運命なんてどうとでも変わります。
その性質を知る上では
占星術や数秘術は私はとても良いツールと思います。
何が問題って
人を自分は違う個性を持っている
という認識がなく
人に過度に期待したり
自分責めをしてしまうこと。
タロットを通して学んでいるのは
間違った自己認識や思い込みに気づくこと。
これを内観と言うのかな。
当たる、という言い方をするなら
「こんな性格です」
というのはどの占いも当たる可能性が高いかもしれないです。
占いに限らず未来をずばり当てる人はいると思いますよ。
私もたまに見てもらうことがありますが
良い占い師さん、チャネラーは
その人が困るような情報は言わない。
その代わり、これは耳が痛いだろうけど
伝えた方が絶対にいいだろうと思うことは
はっきり伝えてくれます。
こう書くと
悪い占い師がいるみたいに聞こえちゃうけど
どんな占い師と出会っているかも
自分の意識が創っているからね。
その人の可能性を閉じてしまうような
占いは「今の自分が可能性を閉じるような思考を持っている」
から情報としてキャッチしてると捉えたらいいと思います。
大アルカナ１０番が出たら
運命なんか決まっていない
と読むそうです。By 伊泉龍一先生。
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