羽生結弦さんの仙台の復興支援アイスショー
ノッテステラータを見てきました。
ここは震災の時、遺体安置所になっていた場所で
12年の歳月を経て
羽生結弦さんの特別な思いがこもっていました。
ここで楽しんでいいのだろうか？
でも忘れたくない、、、
何かしたいとずっと温めてきた企画と思います。
死があるから生がより輝きを増しているんだと
実感させてくれました。
プロになった今だからこそできる
応援してくれる素晴らしい仲間が集まってできた
素晴らしいショー。
なんと体操の内村航平さんが
ゲストでパフォーマンスをしてくれるという
未だかつてない演出。
私は直前の注釈付き席（見えにくい席）
の販売でやっとチケットを手に入れました。
大型スクリーンは全く見えなかったけど
ショー全体はよく見えたし
なんといっても
内村航平さんは間近で見られました。
テレビで見るより
演技がめちゃくちゃ美しかったです。
チケットとれなくて
諦めかけていたけど
直前で運良く購入できて
予定空けておいてよかった
羽生さんは何度も演技中に氷を触り
唸りこえのように叫んでいた場面もありました。
最後には
「明日は来ないかもしれないんです」
とこのショーへの思いを語ってくれました。
最終日には、
「自分の幸せを削ってでもスケートをする」
と言うようなこともおっしゃっていたそうです。
仙台で夕飯を食べていた時
隣にもノッテステラータ帰りで地元の方と思われる
中年女性の二人組の方がいました。
たまたま聞こえてきた話が
住宅の被害のことでした。
あー、まだ被災者の方々にとっては
終わってないし
とてもとてもデリケートな問題で
軽々しく口にできないことなんだ
とあらためて感じました。
世間では風化しても
マスコミが取り上げなくなっても。
被災者の間でも、
被害の度合いもみんな違う。
他の地域の人には
本当にはわかるわけがないし
理解もできるわけがない。
だから言わない、言えない。
前を向いて生きるしかない。
災害は毎年のようにあるし
戦争してる国もある。
いろんな悲しみがそれぞれにあるけれど
深すぎる悲しみは言わない、言えない。
私はそういうタイプだし
悲しみの渦中にいる人にも
かける言葉が正直見つからない。
傷が癒えるにはとても時間がかかる。
だから凍らせて、笑顔で
周りの人にも心配かけないよう
暗くならないよう
何事もなかったかのように
生きていくしかない時もある。
OSHO禅タロット 雲3 アイスオレーション
いろいろな感情を瞬間冷凍して
なかったことにしてきた。
今その感情を涙で溶かす時。
冷たい氷のリンクの下に
たくさんの悲しみや怒りや無念や恐れがあったことに思いを馳せる1日でした。
どんな時も日が昇って明日がやってくる。
我慢して前に進むしかない時もある。
頑張って生きてると
きっととても幸せな瞬間も訪れるし
余裕ができると
過去を振り返ってみようかな
と思えるのかもしれないです。
ノッテステラータ
満天の星
12年前に避難所から見上げた空を
プログラムにしたそうです。
停電してたから満天の星が見えたのでしょう。
会場の外で
冷たい空気の夜空を見上げてみた。
街灯が明るすぎて満天の星は見えなかったけど
灯りがついてるのは幸せな証拠なんだね。
毎日が奇跡の連続なのだし
人生に失敗なんてないんだと思えるよね。
ノッテステラータはいつもとは違った意味で
とても心を揺さぶられたのだけど、
今のところはまだ言語化できないでいます。
駆けつけてくれたシェイリー・ボーンや
ジェイソン・ブラウンなど
国内外のスケーターや
内村航平さんと本当にあたたかい場が作れていたことが、とても嬉しかったです。
ポスター展
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