素敵な人に会いました -4ページ目

誰のために香るのか?

ご近所散歩をしていると、最近ちょくちょく見かける、ジャスミン。

なかでも、見事な生垣になっていたジャスミンを撮らせていただきました。



ご存知の、濃厚で甘やかな香り。こんな小さく可憐な花が、あの香りを発しているのですね。

平成最後の富士快晴。

今朝起き抜けい見た富士山です。

例年ですと、うちのベランダから富士山が見えるのは冬限定。
春先は黄砂とスモッグで空気中の微粒子の加減なのか、200km近く離れた富士山まで視界が通らないのかもしれません。

こんな青空にくっきり見えるのは、四月では本当に珍しい。
これも、即位の礼の10連休効果なのでしょうか。

天気予報では、平成最後の晴天ということなので、大切に一日を過ごしましょう。

「一日一季語一句」第59回(2019年4月15日〜21日)

用事があって、今日は築地場外市場を歩いてきました。豊洲移転後、どうなっているのか興味があって、偵察です。
驚いたことに、人出は前よりすごい。そして、95パーセントくらい外国人。
卵焼串の食べ歩き。海鮮丼の行列。カップ入り苺とか、どんどん売れていました。
外国人が買わないようなもののお店では、数少ない日本人を見つけたらもう離してくれません。私は干物店で関あじの開きを買ってしまいました。
いやあ、マグロの競りがなくても、すごいわ、築地パワー。

今週の七句は、こちらです。

□4月15日の季語 「雀の子(すずめのこ)」

   雀の子世界の大きさまだ知らず
   (すずめのこせきのおおきさまだしらず)

□4月16日の季語 「花筏(はないかだ)」

   花筏取水口にて散り散りに
   (はないかだしゅすいこうにてちりぢりに)

□4月17日の季語 「日永(ひなが)」

   うたた寝の犬は白眼の日永かな
   (うたたねのいぬはしろめのひながかな)

□4月18日の季語 「独活(うど)」

   独活長き容のままに届けられ
   (うどながきかたちのままにとどけられ)

□4月19日の季語 「花は葉に(はなははに)」

   一片が地に舞ひ降りて花は葉に
   (ひとひらがちにまひおりてはなははに)

□4月20日の季語 「蒲公英(たんぽぽ)」

   老ひて自由となる蒲公英の人生
   (おひてじゆうとなるたんぽぽのじんせい)

□4月21日の季語 「春深し(はるふかし)」

   平成を味わひ尽くさむ春深し
   (へいせいをあじわひつくさむはるふかし)



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字余りご容赦のこと。
批評、クレームご無用でお願いいたします。

あ、これは珍しい、八重咲き黄桜。

またまた上野公園。
ソメイヨシノはほぼ散り終わっていましたが、大噴水へ向かう途中に植えられていた黄桜。あまり見たことがない八重咲きでした。



近くに設置されたプレートに、2001年に長野県で見つかった新品種だそうです。黄色い桜も、なかなかの風情です。

不忍池に降りていく道にも八重咲きがありました。
ピンクと、


白。


八重咲きは長持ちする分、「飽きてしまう」とか、「潔くない」とかいうわがまま人間がいますが、私は最後まで春に寄り添ってくれる八重咲きも好きだな。



初藤の、いい香り。

今年はじめて見た藤の花。近所の学校の塀越しに咲いていました。


棚になっていない、まだ小さな木でしたが、ジャスミンおような濃厚な香りを放っていました。


普段近くを通っても気にもかけていなかった緑の塊が、開いてみると、これはドウダンツツジだったのですね。


春の花たちが、「私に気づいて」と主張しています。

「一日一季語一句」第58回(2019年4月8日〜14日)

さっと咲いてさっと散る四月はただでさえ慌ただしいのに、「令和」の発表、改元準備。超大型連休の企画やらチケット手配やら、なんやかややることいっぱいの四月です。
平成やり残したことを滑り込みでやりきらないと(おもに掃除)。

慌ただしいながら、はなも堪能した今週の七句です。

□4月8日の季語 「春の道(はるのみち)

   濃く薄くピンクのモザイク春のみち
   (こくうすくピンクのモザイクはるのみち)

□4月9日の季語 「花明り(はなあかり)」

   母の手をきつく握りて花明り
   (ははのてをきつくにぎりてはなあかり)

□4月10日の季語 「花の宴(はなのえん)」

   石工らは早仕舞ひして花の宴
   (いしくらははやじまひしてはなのえん)

□4月11日の季語 「桜餅)さくらもち)」

   負け試合呆けるこの手に桜餅
   (まけじあひほうけるこのてにさくらもち)

□4月12日の季語 「花の果て(はなのはて)」

   だんごやの幟を仕舞ふ花の果て
   (だんごやののぼりをしまふはなのはて)

□4月13日の季語 「啄木忌(たくぼくき)」*4月13日は石川啄木の命日

   微笑みの幼さ哀し啄木忌
   (ほほえみのおさなさかなしたくぼくき)

□4月14日の季語 「青き踏む(あおきふむ)」

   青き踏む転び跳ねる子受け止めて
   (あおきふむまろびはねるこうけとめて)



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「一日一季語一句」第57回(2019年4月1日〜7日)

3月末から4月の東京は、かなり寒かったおかげで、今年の桜は長持ちしたそうです。
でも、そろそろ終焉は近づいていて、いまはあちこちで花びらが舞う光景が見られます。
毎年、新しい年度のスタートに、桜吹雪が後押ししてくれるって、自然と文化の素敵なコラボレーションだと思います。
このあとも、まだまだいろいろな花が咲く春です。

今週の七句は、こちらです。

□4月1日の季語 「ふらここ」*ブランコのこと

   人よりも高く漕ぎたしふらここを
   (ひとよりもたかくこぎたしふらここを)

□4月2日の季語 「蝶(ちょう)」

   ひとひらの蝶風の道拓きゆく
   (ひとひらのちょうかぜのみちひらきゆく)

□4月3日の季語 「桜(さくら)」

   夕日照りさらに色濃き桜かな
   (ゆふひてりさらにいろこきさくらかな)

□4月4日の季語 「しゃぼん玉(しゃぼんだま)」

   しゃぼん玉吹く吾子の頰丸きこと
   (しゃぼんだまふくあこのほおまろきこと)

□4月5日の季語 「春夕焼(はるゆやけ)」

   ターナーの絵のごと湖畔春夕焼
   (ターナーのえのごとこはんはるゆやけ)

□4月6日の季語 「桜満つ(さくらみつ)」

   往く人の笑みおだやかに桜満つ
   (ゆくひとのえみおだやかにさくらみつ)

□4月7日の季語 「老桜(おひざくら)」

   枝先の重きに耐へて老桜
   (えださきのおもきにたへておひざくら)



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麓の景色は、春爛漫。

箱根から高度が下がると、様子はガラッと変わりました。
線路際は樹齢数十年の太い幹のソメイヨシノの並木。いまや満開です。


目に鮮やかな山吹も満開で、ピンクと黄色のコラボです。


アップで撮るとこんなかんじ。


撮り鉄ではありませんが、桜の中を進むロマンスカーも撮れました。

箱根の桜は、どんなかんじ?

着ていた上着が邪魔になるほどポカポカだった週末。箱根へ出かけてきました。
さぞや山桜が見頃だろうという予想は外れて、まだちょっと早かったのかな。
ちらほら咲いてはいるものの、登山電車の車窓やロープウエイからはなかなか写真が撮れません。

そんなわけで、花はどこにも見当たらない大涌谷。

黒たまごを売っていたキティちゃん。


なんだか名画っぽくなってしまった芦ノ湖畔の夕暮れ。


花はなくとも、楽しい箱根周遊でした。



「一日一季語一句」第56回(2019年3月25日〜3月31日)

いよいよ次の年号が決まりました。
30年続いた「平成」と比べてしまうと、借りてきて元号みたいで座りが悪いですが、しばらくしたら、馴染んでくるのでしょう。

令和を機に、なにか新しいことを始めるのもいいですよね。
「これ、始めたのは令和元年」って、絶対に忘れない。

さて、残り少ない平成の、今週の七句は、こちらです。

□3月25日の季語 「花冷え(はなびえ)」

   バス逃しさらに花冷え二十分
   (バスのがしさらにはなびえにじゅっぷん)

□3月26日の季語 「山笑ふ(やまわらふ)」

   リード解かれ全力疾走山笑ふ
   (リードとかれぜんりょくしっそうやまわらふ)

□3月27日の季語 「春風(しゅんぷう))」

   こそばゆきとこ撫で春風通り過ぐ
   (こそばゆきとこなでしゅんぷうとおりすぐ)

□3月28日の季語 「山桜(やまざくら)」

   愛でる人ゐてこそ咲かむ山桜
   (めでるひとゐてこそさかむやまざくら)

□3月29日の季語 「春ならひ(はるならひ)」*主に関東で春に吹く北風のこと

   浮かれ出し仔猫たじろぐ春ならひ
   (うかれいでしこねこたじろぐはるならひ)

□3月30日の季語 「春暁(しゅんぎょう)」

   春暁に境目失ふ夢うつつ
   (しゅんぎょうにさかいめうしなふゆめうつつ)

□3月31日の季語 「三月尽(さんがつじん)」

   平成の食材片し三月尽
   (へいせいのしょくじかたしさんがつじん)



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