それぞれの、喪失と再生。『ものすごくうるさくて』と、光市母子殺人。 | 素敵な人に会いました

それぞれの、喪失と再生。『ものすごくうるさくて』と、光市母子殺人。

これまで、映画『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』の記事をいろいろ書いてきました。

その映画をご覧になった、アメブロのお友達のココアさんが、記事をアップされました。
こちらで、お読みになれます。

喪失と再生の映画 「ものすごくうるさくて ありえないほど近い」

映画の感想から、義理のお父さまとの関係について、書いていらっしゃいます。

グリーフケアの本を読んだり、喪失を体験された方のお話を伺うと、残された人は、

「自分がなぜ、助けてあげられなかったのだろう?」

という思いに苦しんでいることがわかります。
死者の死に対して、「自分に責任がある」という思いから、逃れられなくなってしまうのですね。

『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』で、9.11同時多発テロで父を失ったオスカー少年も、同じ思いで苦しみます。

父がかけてきた最後の電話に出なかった。(出られなかった)

そのことが、「自分が父を見殺しにした」という思いにつながってしまっています。

光市母子殺人事件の、本村洋さんも、それと同じ思いを抱いて、13年間を生きてきたのでしょう。

元少年犯の死刑確定を受けたインタビューでの言葉が胸に沁みました。

「勝者なんていない。
犯罪が起こった時点で、みんな敗者なんだと思う」

でも、法制度や裁判への関心の高まりに影響を与えることができたことは、妻と娘が眠る墓へ参り、報告したいと述べました。

「守ってあげられなかった罪滅ぼしの一つとして」

本村さんは、一生この思いを胸に抱いて生きていくのでしょうが、
「死者の死に責任がある」という思いは、早く薄れていってほしいと思います。


3月17日、名古屋で、3月24日、東京で、号泣セミナーを開催します。
詳細は、こちらでご確認ください。
号泣セミナーHP

『心と脳のストレスを洗い流す 号泣セラピー』の出版記念キャンペーン実施中です。
出版記念キャンペーンサイト

竹内好美カウンセリング事務所
ホームページへ


↓押してください。
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 心理カウンセリングへ