この生き物を乗っとることに決めました。
37兆の小さな命の共同体
この生き物を選んだわけ:
手足が器用そうだ。
何考えてるかわからない寡黙なやつだけど、生命維持活動はお任せして、
私は好きなことだけできる。
怠けられるし(^^)
そもそも私は誰?
それは私にもわかりませーん。
最初、抵抗されるかとビクビクものだったけど全然抵抗しやしない。
いいもの見ーつけた、こいつは私の召使(^^)
大人しすぎるので、どんどん図に乗る私。
どんなものを食べたって、どんなに酷使しても怒らないから大丈夫。
黙々と生命維持活動をしている。
こいつは一体何を考えて生きているのだろう。
図に乗る私に引き換え、その生き物はどんどん弱って行きました。
なにしてんだよー、もっと私のために働け、働け!おらおら〜!
するとどうでしょう!
私もどんどん弱ってきて、とうとう虫の息になってしまいました。
そうか・・・いつの間にかこの生き物と同化していたんだな。
酷使した俺を道連れにすることで、復讐を果たしたのか?
それとも、あなどっていたこの生き物に操られていたのは、本当は俺の方だったのか?
いいや、違う!
どう考えても悪いのは俺だ!
ごめんよ・・・
もしもう一度出会えるなら、・・・今度こそ、今度こそ・・運命共同体のお前を・・・かけがえのないパートナーとして・・・二人三脚でうまくやって・・・い・・き・・たい・・・!
その言葉が・・・聞きたかった・・・!
(ガクッ )