脳内宇宙のしっちゃかめっちゃか空想創作物語 | 虚飾を捨てて心に翼を

虚飾を捨てて心に翼を

生き辛さは成長の機会。思いやりの心と自分の本質を大切に。

はじめに「全体」が存在しました。

 

そこに「集合的無意識」も、くっついていました。

 

やがて、「全体」は、楽するために、自身の構成物との間に、自動の仕組みを作りました。

全体は、構成物に「個」としての権限を与え、自分の仕事を減らしました。

 

権限を持った「個」は、「集合的無意識」の影響を受けながらも、少し自由になりました。

自由になった「個」は、「全体」の一部であることを忘れてしまいました。

 

そこで個同士の競争が始まりました。

 

でも「個」は、それがどんな事なのか、まだ気付いていません。

 

自由は楽しい、なんて楽しいんだ!

が、ある時突然、他の「個」に食べられて気づきました。(食べられたのに気付いたなんて矛盾は責めないで(^^))

 

この世は恐怖だ!

この世は甘くない。警戒しないと!自分を守らないと!

 

守るにはどうしたらいい?

 

へび:誰も信用できないから一人で生きるのだー!

カマキリ:私もそうしよう!

人間:私は仲間がいる方がいい。そうだ!信頼できる仲間に囲まれて生きよう!一人   だと心細いが力を合わせれば、心強い!その方が安全。外敵も撃退できる。

信頼ってなんていいんだろう、安心、安全、強い絆

信頼から愛が生まれました。(男女の愛ではありません。)

 

外敵が攻めてきました!

なにせ、「食物連鎖」という悪魔のような掟と、「限られた資源」という難問があるわけです。

種の存続と仲間を守るためには、鬼にも蛇にもならないとなりません。(鬼さん蛇さん、悪者にしてごめんなさい)

戦いに勝って、仲間も愛も守ることができました。

一方、戦いに負けた方の恐怖と憎しみは「集合的無意識」に深く刻み込まれました。

 

自分を守ること、仲間を守ることは簡単じゃない。

戦わないと守れない。

これも「集合的無意識」に深く刻み込まれました。

 

愛はこれ以後求めるものとなりました。

 

 

時は流れて、すっかり「集合的無意識」の支配から抜け出たつもりの人間でしたが、実はまだ密かに支配されていました。

無意識という素晴らしくも神秘的な力で。

それにより、人間も動物も全ての生き物が、安心を得ることができました。「大勢の仲間(同じ種)が同じように思っている」という目に見えない強大な力で

これによって同じ種の特徴は保たれました。

人間:みんなでいると安心ニコニコ

へび:みんなひとりでいるから一人が安心

 

 

大勢の人間に同じ意識を共有させることで、一人一人を制御することもできました。

 

私:ん?なんでか分からないけど人目が気になるなあ。自分が人と違うような気がして気になる。

 

一人一人の人間には、その時々の気分の波長につられて、集合的無意識から多数の人間の意識が集まってきて、自分を見失わないように気をつけなければなりませんでした。

 

私:今朝は理由もなく気分が優れなかったが、一日中踏んだり蹴ったりだった〜(泣)。

 

 

<おわり>

 

 

<何が言いたいのかわからないじゃないかー!!>ムキー

m(__)m