四十肩(肩こり)と整体治療 | 【大阪】 ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院         JHSC整体治療室 = 整体コラム / 心のコラム

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四十肩(肩こり)と整体治療
患者=Yさん-45才-女性-主婦/会社員

 

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① Yさんの病歴・・・
患者Yさんは、3年前に肺炎に罹患し2週間ほど入院加療していました。最初の1週間は肺炎の症状が強かったが、後半の1週間は症状も緩和し、入院生活に余裕も出てきたのでベッドを斜め45度程度に傾けて、背中(特に肩甲骨内側)に「孫の手様のモノ」を当てて自分でマッサージをしていたそうです。そんな時に1時間ほどそのままの姿勢で熟睡してしまい、その後左肩甲骨内側から左肩~左鎖骨下にかけて激痛が生じたそうです。その数日後、肺炎による加療は終了し退院となったが、左肩甲骨~左鎖骨の痛みは少し改善したものの、依然として中程度の痛みが続いていたそうです。また、左腕の可動域制限が生じ、外転が120度程度であった。この3年の間にカイロプラクテイック、整体、鍼灸接骨院、漢方、マッサージその他の色々な治療を試みたが、若干の改善はあるものの肩甲骨~左鎖骨下までの痛みは続いていたので、今回の来院となりました。

 

 

 

② Yさんの診察
・直近の人間ドッグで貧血、血管炎その他の異常を指摘されたことはありません。
・咳・痰・喘息などの所見はありません。喫煙歴はありません。
・血圧は少し低いそうで、上が100行くか行かないそうです。
・パソコン仕事の後は時折立ちくらみ・めまいを生じるそうです。
・胸部聴診上、特段の異常所見はありませでした。
・特に緊張している筋肉は主に左側で上部僧帽筋、胸鎖乳突筋、前・中斜角筋、小胸筋、上腕二頭筋、烏口腕筋、菱形筋などがあり、極めて疲労が蓄積している重感がありました。頸筋膜も極めて緊張していました。
・頸椎・胸椎のサブラクセーションは特にありませんでした。
・左肺の自動力は制限されていました。
・モーレイテスト、アドソンテスト、ライトテストは左側で陽性でした。
・左鎖骨上窩でチネルサインが陽性でした。
・上肢の神経学テストは左右とも異常がありませんでした。
・手指や下肢にむくみはありませんでした。

 

 

 

③ 治療目標と整体治療
     ⑴ 鎖骨下動脈、及びその枝動脈の甲状頸動脈の血流を回復-改善する
     ⑵ 頚部から上肢にかけての筋膜緊張の緩和

・推拿(圧法)
・肺の内臓整体

 

 

 

 

④ 経過と結果
・初回の上記筋肉群への通常の(浅めの)推拿治療では、肩の痛みはあまり改善しませんでした。しかし肺の内臓整体で30%程度減弱しました。


・2回目の来院時、圧法により鎖骨奥深くまで施術すると、かなり左肩甲骨から左鎖骨下までの痛みと重たいコリ感が減弱したそうです。


・3回目の来院時、2回目と同様の施術をすると、今までになく肩甲骨~鎖骨下が軽くなった感じがし、左腕の外転も180度近くまで挙上することが出来ましたので、とりあえず治療を終了する事にしました。ただ、上記筋肉群は完全な健康回復状態に至っていない触感があるので、一ヶ月以内に念のため再来院するように勧めました。

 

 

 

 

⑤ 今回の症例の概説、、、
・今回の症例の直接的なキッカケはYさんが入院中に「肩甲骨内側に孫の手を1時間も当てていた」ことかもしれません。その結果、肩甲骨内側の筋肉(おそらく菱形筋)とその周辺筋膜に障害を生じさせたことが、当初の激痛の主因であったかもしれません。


仮説1
・ただ、それだけであればいわゆる「日にちくすり」で数日~数週間の間で自然治癒してもいいはずです。しかし自然治癒せず、中程度の疼痛が3年間も続いているのであれば、それを継続させる要因を別に探すほうが合理的です。その一つの要因(仮説)が肺の影響です。つまり肺炎の罹患により肺-胸膜の癒着-緊張が胸郭内で生じている可能性があり、それが「胸膜~頚部・上肢筋膜の緊張」を生じさせ、それが疼痛の原因の一つになっているのでは、と仮説を立てました。

 

 


仮説2
・さらにもう一つは、その結果、特に肺尖部の癒着や胸膜・筋膜あるいは頚部筋肉群の緊張により鎖骨下動脈~甲状頸動脈の血流が悪化し、それが上記②「Yさんの診察」で記した筋肉群への血流減少を招来させ、その血流不足により色々な治療をするも緊張した筋肉群の疲労が改善しにくかったのでは、と推定しました。☚(Yさんのめまいの所見は鎖骨下動脈盗血症候群の可能性?!)

 

 


仮説3
・あともう一点は、患者Yさんも仰っていましたが、今までの治療では筋肉の表面的な施術が多く、深部には到達していなかった感があるとの事。すなわち推拿の圧法による各筋肉の深部まで到達する手技が功を奏した可能性もあります。

 

 


言い換えれば、今までの治療で筋肉を治療してもらっている際、患者Yさんが少しでも「イタッ」と仰ると、「筋肉へ入れている力を緩めて施術する傾向があった」そうです。それが表面的な治療に留まり、深部までの回復に至らなかった原因の一つかもしれません。ただ、患者さんが「イタイ」と仰るとき、その患部への力の入れようは非常に難しく、しかし逆に言えばその力の微妙な入れ具合そのものが、整体治療の醍醐味の一つ、とも言えるのですが、、。

 

 

 

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