おひさまと自律神経と | 【大阪】 ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院         JHSC整体治療室 = 整体コラム / 心のコラム

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おひさまと自律神経と

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今では時計もデシタル化され、ほとんど時間がくるうことは無くなりましたね。しかし私の若い頃はネジ巻き式のアナログ時計でしたからチョコチョコくるったもんです。そのたんびに「117」に電話をかけてその時報に合わせたもんです。なつかしいですね~ 今の若い方はそんな事知らないかもしれませんね。


 

ところで私たちの体の中にも時計があって、毎日「117」でその体内時計をリセットしている事、ご存知でしたか? ☚「サーガジアンリズム(概日リズム)」と言います。

ついでに質問です。その体内時計をリセットする部分はどこかご存知でしたか?

答えは「眼」です。


 

そうです、メンタマです。メンタマが人間の体内時計のくるいを調整してくれているのです。ちなみに時報=117に当たるのは「おひさま」、つまり日の出-太陽です。

私たちは寝ている時眼を閉じていますが(たまに眼を開けたまま寝ている人がいますが・・・)、日の出によって光が瞼にあたるとその光刺激が自律神経の中枢である視床下部の「視交差上核(体内時計の中枢です)」と呼ばれている部位に伝わり、「今、朝日が上りましたよ ! 起きて活動しなさいよ ! 」と、私たちの身体をそれまでの「夜型」から「昼型」にリセットしてくれているのです。夜になって暗くなると、その逆の現象が起きて「昼型」から「夜型」の体にリセットして「もう体を休めなさいよ」と、指示しているのです。


 

ご存知の様に1365日周期で朝日の上るタイミングと夕日の沈むタイミングは徐々にズレてきますよね。このズレ=くるいを日の出と日の入りが調整しているんです。



 

話は変わりますが、文明社会では「夜」を「昼」に変えることが出来ます。つまり夜の20-21-22時・・・となっても「光」で私たちの周囲を明るくしてくれています。つまり「昼」の時間が増加しているのです。これは便利なこと

ですが上記の体内時計のリセットを延々と先延ばしにしている事になります。

チョッと考えてみてください。先ほどの「昼型」「夜型」を「(昼型)交感神経優位」「(夜型)副交感神経優位」と置き換えてみてください。この事は少なくとも二つのストレスを私たちの体の中に作り出します。

昼型=交感神経優位の時間が増える

交感神経と副交感神経の調節が乱れる

つまり①では私たちの体の中に交感神経的な緊張が蓄積する、②では自律神経失調の一因になる可能性・・・というストレスです。



 

今更、光豊かな現代文明を捨て去り、ロウソクの明かりで暮らす様な江戸時代的な生活に逆戻りはできません。ですから上記様な体への自律神経的ストレスは避けられないでしょう。今は健康ブームですが、しかし上記の事を、どんなに健康に留意した生活を心がけていても体に自律神経的なストレスをかけている事を知るべきです。そして何らかの方法でそのストレスを緩和する自己防衛策を自分なりに作るべきです。

)

・夜更かししない

・日中に副交感神経を優位にする時間を増やす(仮眠時間の増加、瞑想、ヨガ、自律訓練法、etc)

・日の出の光が入る部屋で就寝する(暗い部屋だと日の出でのリセットが遅れる)

他にも色々と有効な方法はあると思います。ご存知方はお教えください。よろしくお願いします。



 

ちなみにこの百年で女性の初潮開始年齢が数年も早まっていますが、その一因の一つが「光の照射時間の延長」なんです。この百年で段々と夜でも光を浴びる時間が拡大してきたので、月経開始が早まったようです。ちなみにイヌイット(エスキモー)の女性は、冬の半年間は太陽が出ないので月経が停止するそうです。それだけ光は私たちの体に影響を与えています。

 


 

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