中村 哲「荒野に希望の灯をともす」 | じぃの科学だいすきブログ

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仮説実験授業によるたのしい科学の授業をめざす「じぃ」のブログです。
授業とは関わらなくなったけど,たのしいことに貪欲になりたいと思っています。

コロナ禍の中で病気療養に入って以降,
初めて映画に行ってきました。
 
以前から見ておきたかった
医師 中村 哲さんのドキュメンタリー
「荒野に希望の灯をともす」
です。
 

中村さんは戦火のアフガニスタンで

医師として活動していましたが,

医療支援だけでは救えない命があるということで,

井戸を掘り,用水路を建設するという大事業に

独学で取り組みました。

 

2019年12月に何者かの凶弾に倒れて,

命を奪われましたが,

世界中にその悲報は伝えられ,

多くの人々が悲しみを共にしました。

 

 

この映画は,20年余りにわたる映像記録から,

未公開映像や現地の最新映像を加えて,

劇場版としてリメイクしたもので,

彼の生き方を追ったドキュメンタリーです。

 

 「荒野に希望の灯をともす」のチラシ。

 

 

彼のたくさんの業績について,

まだまだ具体的に知らなかったことを

たくさん知ることができてほんとによかったです。

 

映画の中でも彼のことばがたくさん紹介されていましたが,

胸を打つものばかりでした。

 

たくさんの彼のことばの中で,特に

「裏切られても裏切り返さない。

誠実さこそが,人々の心に触れる」

という言葉が印象に残りました。

 

 

上映はミニシアター「京都みなみ会館」でした。

 九条通りに面した「京都みなみ会館」のウィンドウ。

 

今日の観客は平日の昼間とあって15名ほど。

ちょっと淋しいなぁ。

 

9月半ばから「教育と愛国」が再上映されるそうです。

5月に上映されたときは見に行けなかったので,

次回はぜひ行きたいと思います。