酢酸エチルのにおいは? | じぃの科学だいすきブログ

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仮説実験授業によるたのしい科学の授業をめざす「じぃ」のブログです。
授業とは関わらなくなったけど,たのしいことに貪欲になりたいと思っています。

学年末試験の前の最後の週の授業。
1つのクラスでは,
アルコール関連化合物の合成と反応実験をやってもらいました。
(もう1つのクラスは水曜日)


やった実験いろいろ
1.エタノールとジエチルエーテルの違い
金属ナトリウムを加えると,エタノールは水素が発生する。

2.アルコールの酸化
メタノールを酸化銅で酸化して,ホルムアルデヒドを作る。

3.アルデヒドの還元性を
銀鏡反応とフェーリング溶液の還元反応でアルデヒドの還元性をみる。

4.エステルの合成
酢酸とエタノールから酢酸エチルを合成する。


有機化学の実験は燃えるものが多いので,
火事だけが心配で緊張します。
しかも使う薬品や生成物が特有のにおいが強いので,
いろいろ一緒にやると気分が悪くなることもあります。

換気はしっかりしたけど,それにしても,くさいね。


実験のあと,まとめてもらった実験レポートを見ていると,
「酢酸エチルはどんなにおい?」という質問に,
「ネイルのにおい」と書いた生徒さんがありました。


ボクが高校生の頃は,プラモデルを作ることが一般的だった時代なので,
酢酸エチルは「接着剤(当時の主流はセメダイン)のにおい」でした。

その後,接着剤も次第に無臭のものが主流になって,
最近では酢酸エチルは,「おもちゃのバルーンのにおい」になってきました。


それにしても「ネイルのにおい」は気になったので,
夕方「百均」に行って,
「エナメルやエナメルリムーバー(除光液」はどうなっているのか
調べてみることにしました。

「百均」のエナメルやリムーバーのコーナーには
数え切れないほどのたくさんの種類の製品が並んでいます。

とても全部確かめることはできそうにありません。
あきらめて,代表的なものを3つばかり買ってみました。

「エナメルリムーバー」といえば昔からアセトンが主流のはず。
最近ではにおいの強くないものがあるのかなあと思いました。

ジェルネイルリムーバー(左)とノンアセトンエナメルリムーバー(右)。

ジェルネイルリムーバーはアセトンタイプ。
においをかいでみるとアセトンのにおいです。

ノンアセトンエナメルリムーバーは「ノンアセトン」と書いてあるだけに,主成分は酢酸エチル。それにエタノールやプロパノールが加えてあります。
でも,「酢酸エチル」のにおいはそれほど強くありませんでした。


もう1つ買ったのは,エナメルうすめ液。

濃くなってしまった使いかけのネイルエナメルをうすめるためのものだそうです。

これはシンナー(うすめ液)として使うための溶剤なので期待して見ると,成分:酢酸エチルとあります。
キャップを外してにおいをかいでみると,酢酸エチルの強いにおいがしました。

ネイル関係の商品がたくさんある中で,たった3本だけしか確かめていないので,
それですべてがそうなっているのか十分なことは言えませんが,
アセトンのかわりに使われている商品もあるようです。

ノンアセトンになっている理由としては,
「においを抑え,爪が白くならない」となっているようです。



昨日(2/22)のトレーニング
自転車こぎ20分(約6.0 km)
筋トレ(2セット、3000kg)
ウォーキング15分(約1.90 km)
ずっと左ひざが痛むので、
負荷をかけられなくて自転車こぎから始めました。


今日(2/23)のトレーニング
ウォーキング20分(約1.10 km)
膝の痛みは前日よりいくらかましだけど,
大事をとって少しだけにしました。