● 「優しさ」という才能を発揮する相手は自分で選ぶ
前回の記事で、優しさ・親切・気遣い・思いやり・包容力という才能を、持って生まれてきた人に現れる問題について書きました。
こんなふうに、問題の原因が、生まれ持った才能によるものなんて、思いもよらないですよね。
ですが、「自分の才能ゆえの生きづらさ」と言うケースは、とても多いのです。
分かりやすい例をひとつ挙げますね。
心理セッションのあるクライアントさんは、常に周りを気づかい、相手の顔色を読み、誰に対してもていねいに接していました。
また、自分の時間や行動を、惜しみなく提供するようにしていました。
そうすることが、当たり前だと思っていたんです。
でも、それにより、職場の楽をしたい人たちから、めんどうな仕事をおしつけられたり、嫌味を言われるという、理不尽な目に遭うことがよくありました。
そのため、「がんばっているのに報われない」「いつも孤独」と、虚しさを感じていたんです。
だから、それが「自分の才能によるもの」だとは、思いもしなかったのです。
この方は、
・感受性豊かで、人の気持ちに敏感
・愛情豊かで面倒見がいい
・仲間を大切に思う
・人に安心感を与える
このような、優しさという才能を持っていました。
人に対して偏見がなく、誰に対しても公平に接することのできる、高い精神性の持ち主だったのです。
そして、その才能ゆえに「がんばっているのに報われない」「いつも孤独」という虚しさを感じていたのです。
彼女はこの才能ゆえに、
・理不尽なことをする相手に対して、わかり合おうと積極的に関わる
・嫌味を言う相手を、許して受け入れようとしてきた
こんなふうに接してきました。
不適切な態度をとる相手に、このような関わり方ができるのは、生まれ持った才能があるからです。
でも、才能を発揮する相手を選ぶことも必要。
心理セッションで、心の奥に潜む思いグセを手放していくと、彼女は「自分が才能を発揮したい相手を見極めてもいい」という意識が腑に落ちました。
それにより、自分の感情や感覚を大切に行動できるようになったとのこと。
今まであった虚しさが消えていったのです。
彼女は、聖母のような才能を、必要な場所で適切に発揮できるようになりました。
このように、問題だと思っていた性質が実は才能だった、ということがとても多いのです。
無意識にやれていることは生まれ持った才能。
誰もがそれを持っているのですよ。
そして、生まれ持った才能は自分も周りも幸せになるために発揮できたらよいですね。
応援しています。
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それではまた!
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