みなさん、こんにちは。
久保 佑輔(くぼ ゆうすけ)です。
みなさん、廃棄リンゴを活用した「りんごレザー」ってご存じですか?
今回は環境に配慮した素材でありながら、従来の合成皮革に劣らぬ耐久性や耐水性を実現している商品について紹介いたします。
地元愛が生んだ「りんごレザー」
「りんごレザー」の開発にこぎ着けたSORENA代表取締役の伊藤優里さんは、日本では消費されるフルーツが輸入依存であること、輸送中に傷んで廃棄せざるを得ない原料の多さに大きな課題意識を抱いていたそうです。
また、災害による被害で廃棄せざるを得なくなった大量のリンゴや、農家の皆さんの落胆を目の当たりにし、自分にできることがないだろうかと強く思っていました。
そんな中、長野という土地への恩返しと、子どもたちにより良い未来を残したいという大きな思いから
「ただ利益を生むことだけを考えるのではなく、きちんと課題解決できる会社を目指す」
という企業理念のもと、ビジネスを立ち上げております。
今回開発した「りんごレザー」を作るきっかけになったのは、そこで展示されていた海外製のアップルレザーや他のフルーツベースのサステナブル素材を見て、こんなものが存在するのだと驚いたからだそうです。
「リンゴレザー」は、長野県飯綱町にあるリンゴジュースやシードルを生産する工場から出る搾りかす、さらに自然災害などで市場に出せなくなった果実や皮を活用しており、リンゴについては、現在は飯綱町産のものを100%使用して生産しております。
また、通常は石油が原料ですが、リンゴの粉末を混ぜることで、食品廃棄物の削減と有効活用、石油由来の原料の使用量削減を実現おり、原料の50%以上を植物由来にすることで、環境への負荷も軽減できています。
この思いや努力から続けてきながらご縁を大事にしたからこそ、周りの人も巻き込んで協力して商品を開発できたとのことです。
現在では飯綱町や長野市からのふるさと納税の返礼品として、りんごレザーを使用したバッグや財布、カードケースなどが採用されています。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
記事の中に、「自分だけで何かを成し遂げるよりも、家族や友人、そして地域全体と一緒に価値や豊かさを創出することが重要だと感じるようになりました。この思いが会社を設立し、持続可能なビジネスに取り組むきっかけになっています」という伊藤さんの思いが記載してあります。
仲間と共にビジョンに向け達成し続ける日々って本当に最高だと感じました。
私たちも、家族や友人、これから出会う方とのご縁を大切に生活していきましょう!
今回はここまで!
最後までお読みいただきありがとうございました。
おわり
久保 佑輔(くぼ ゆうすけ)
参考文献: