「盲導犬受け入れ拒否」52%のユーザーが経験~初の全国規模調査 | 日本盲導犬協会
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こんにちは。

東京事務所 総務部のIです。

 

盲導犬の受け入れについて、初となる全国規模での調査が行われました。

アンケート対象は、認定NPO法人全国盲導犬施設連合会に加盟している、盲導犬育成8団体に所属している盲導犬ユーザーです。


★ 2019年1月から12月の1年間で、盲導犬同伴で受け入れを拒否されることがあったか、拒否された場所はどこだったのか、などについて聞きました。
 回答のあった643人のうち、拒否を経験した人は336人(52%)に及び、いまだ法律の浸透や視覚障害者への理解が進んでいない実態があきらかになりました。
 
 拒否にあった場所は、飲食店(77%)、病院(25%)、公共交通機関(21%)などが多く、拒否の理由は「犬は駄目」が62%、「犬アレルギーや犬嫌いの利用客に迷惑がかかる」が46%、「犬は店の外で待たせるなどの条件を付けられた」「受け入れの前例がない」が34%でした。
 
 詳細については「盲導犬受け入れ全国調査」報告書を協会HPでも公開していますので、ぜひご覧ください。
 https://www.moudouken.net/news/article/page_494.php
 
★ また、日本盲導犬協会ユーザーの回答者234人の中で、1年の間に拒否を経験した人は148人(63%)と高い割合になっています。
 
★ ユーザーから受け入れ拒否の相談を受けて協会が交渉に入るケースも多くあります。
 これまでに対応した事例では、企業・施設側からの不安の声も沢山ありました。「犬に対する他の客の反応が気になる」、「犬の衛生面・行動面への不安」、「接客対応の仕方がわからない」といった周囲の反応や自身のスキルへの憂慮です。
 そのほか、医療機関では「自身の一存ではきめられない」「組織での協議・決定を経ないとルールは変えられない」という回答もあり、解決まで時間がかかることもあります。
 


 訓練センターでは、日常的にこうした相談を受けています。不安を払拭して理解へとつなげるため、基礎知識を学ぶ個別のセミナーも行っています。
 
 どうか最初から「ダメ」とはねのけないで、丁寧に話し合いをして、安心して盲導犬を受け入れてほしいのです。
 
 「障害者差別解消法」や「身体障害者補助犬法」など法律の周知が進み、視覚障害や盲導犬への理解が深まるよう、協会では普及啓発活動により一層力を入れていきたいと思います!