免疫システムは最近などから体を守ってくれる体の防衛機能だ。
そんな事は誰でも知っていると思うが、人間の精神も似たようなシステムを持っていると思う。
免疫システムは、一度病原菌が体内に侵入する事で抗体が作られる。
その抗体は、他の病原菌には働かない。
人間の危険認識も同じである。
ハイハイの時に体験した危険認識 は、つかまり歩きの時には生かされない。
ハイハイの時と同じ体験を、つかまり歩きの時にも同じ危険体験をしなければ、同じ危険認識を持つ事は出来ない。
社会も同じで、一度体験した事でなければ理解出来ない。
また、免疫でも永久免疫となる物もあるが、永久免疫とならない物もあり、その免疫システムと同じ様に一度の体験で生涯危険認識を持つ物と、危険認識が薄れていく物がある。
それは社会も同じ。
災害を体験した者は災害に備えるが、その子供達からは災害に対する意識が代を重ねる毎に薄れて行く。
花粉症は本来外敵でない物を敵と見なして免疫システムが働いて起きる。
自称被害者も、一般人を敵と見なした防衛反応で、心の花粉症と言う構図をもっている。
そのメカニズムも、花粉症の免疫反応 と酷似している。
モンスターペアレント等の人達も、心の花粉症なのだろう。
そして、現代社会も「社会の花粉症」になっているのではないだろうか?
メカニズムは花粉症と同じで、何事にも過敏に反応し過ぎている。
恐らく人間はミクロからマクロまで一貫したベクトルが存在しているのだろう。
そしてマクロがミクロに栄光を及ぼし、ミクロがマクロに影響を及ぼしている。