やはり 大黒柱だった
わたしの 父は
昨年 九月に
末期の胃がんで 亡くなった
享年 73歳
初孫の 顔を
初めて 見せることができたのは
余命数ヶ月と 宣告された 病室でのことだった
母は 既に 被害妄想 気味であったが
父の 入院で
その度合いが 一気に
加速したため
実家に 子連れで泊まり
病室の父を 見舞いに 通えたのは
最初の二週間だけ となった
と いうのは、
いったん 私が 自宅に 戻るやいなや
怒り狂った母から
「 持ち去った 私の Gパン 返せ 」
と 一日に 何十回も
電話が かかる
更には、 その 被害妄想 たるや
泥棒に入られたと 通報し
警察を 呼ぶ事 数回に 及んだため
こうして
父の 他界を 機に
実家には 二度と 寄り付けぬ
身と なった
拠り所を 失ってみて
思う
何も しないようで いて
父が 確かに
一家の大黒柱で あったと
えぐられた 片目
今日は 怖いですよ~
〔 タイトル通りの 内容なので、気分悪くなりそうな方は
ここまでに されてください 〕
以前 横須賀に 住んでいた時の こと
ある日
庭で くつろいでいたはずの
猫の まあちゃんが
突然 がうーーっ!
と うなり出した
スワッ 一大事?!
また 猫ゲンカ かっ と
窓に 駆け寄った ちょうど その時、
まあちゃんが 窓枠に
必死の 形相で かじりついて きた
慌てふためき 足を 何度か 踏み外しかける
猫でも こんなに
取り乱すことが あるのかと いぶかりつつ、
まあちゃんが 振り向いた先の 外を見ると
たまに 見かける
体格のいい ボス野良猫が
片目だけで こちらを にらみつけていた
もう 一方の 目は
… なかった
ぎょっ として
我が目を 疑った
これは 現実か ?!
目があったはずの ところは
赤黒い 穴に なっていた
相当の 痛みがあるはずだ
にらみつけているように
みえた 目は
助けを 求めて
泣き叫んでいるようにも みえた
その後
その野良猫を
みることは 二度となかった
