先週、発達支援サポーター講座を受けて来ました。
今回で4回目。
今日のテーマは「インクルーシブ教育とは」
なんてタイムリーなテーマ
で、講師の先生は教育のプロなので、たくさん研究授業を見ていて、その話をしてくれました。
私が印象に残っているのは
・音楽の授業で、先生がピアノで弾いた音をリコーダーで吹く
→出来ない子がいたらみんなで笑ってバカにしていた
・45分の授業中に17回も「いい姿勢!」と言っていた先生がいた
・体育のダンスの授業で
「こうしてこうして回ってバーン!」
と指示語だけで説明していた
あああそんなのタロ、全部ついて行けないじゃん…って青ざめました💦
そして
「インクルーシブの反対はエクスクルーシブです。
意味は排他的」
「就学前の発達検査にはWISCという検査がよく使用されます。
これは日本人の同年齢の同性の平均値を100として、その結果がどれくらい乖離しているかを表したものです。定型発達児の検査結果がだいたいどの項目も100前後だったとして、特性のある子がひとつの項目は130、他の項目は70とか出て凸凹があるわけです。」
「さて、質問です。あなたが小学校1年生35人を見るクラス担任になるとして、この全ての項目が100の集団と、項目で上下のある集団。どちらのクラスの担任になりたいですか?」
先生、質問がやらしいです
でも講師の先生の言いたいことはよく分かる。
平均的な子と凸凹のある子の両方を育てている私には痛いほどよく分かる。
今の教育がエクスクルーシブなのではなく、先生に余裕がないから、管理しやすい定型発達児が集められるんだろうなって思います。
多分個別対応なら、その子に合った教育を提供してあげられると思う。
でも先生は親じゃない。
クラスは35人。35人の親にはなれない。
以前にも書きましたが、私はインクルーシブ教育賛成派ではありません。
誤解のないように書きますが、反対でもないです。
時と場合による、人による、と思っています。
違うことを、出来ないことを笑うのではなく、何か手伝えることはないかな?と考える。
自分にも苦手なことはあるし、それを言われたら嫌だなと思いとどまれる。相手の立場にたって考えられる。
それが出来て、でも先生もハッピーでいられるように時と場合によっては分けて欲しい。
多分、タロを見てても全部が全部
「みんなと一緒にやりたい」
じゃなさそう。
1人で自分のペースでやりたい、人と比べて出来ないことを実感したくない。そういう気分の時もあるでしょう。
これは定型発達児にはないか?というとそんな事はありません!もちろん、彼らだってそういう気分の日はある。
だから、その子達も選択出来るといいな。みんな一緒くたじゃなくて、その子がヘルプを出したらフォローしてもらえる。そういうインクルーシブとかエクスクルーシブとか、堅苦しくない教育が出来たらいいな、と今日の講習を受けて思いました。