ツイッタランドといまだに言ってしまうんだけど、そもそもこれに代わる言葉はあるんだろうか。
さて、本日のお題。
クインカンクスについて。
このブログはセスキコード例ととクインカンクスに関する検索で上位に上がることが多いようなのですが(流入ワードが大体その2つが多い)クインカンクスの体感がない人って結構多いのかもしれません。
というのも、ツイッタランドを見ているといまだに「クインカンクスは重視しない」勢と「クインカンクスはもはやメジャーアスペクトである」勢の攻防があるというかね。あと、クインカンクスは重視しないと言っている人は自分も持ってるけどよくわかりません、という感じの論調なのでよくよく見てみたらオーブ3度あるとかさ。そら体感ないやろ。それはもはやクインカンクスでもなんでもない。
まずマイナーアスペクトは取ってもオーブは2度までです。と、相場が決まっています。別に3度取ってもいいけど、そしたら重なるものが出てくるので「どうすんの?」ってなるんですよ。
なので私は被らないことが大事だしオーブは何しろ狭い方がいいと思っているのでどんなに広くても2度、ふつうは1度とか1度ちょいとかそのあたりにしたいところ。
そんなクインカンクス、「天体同士の結びつきのなさを表すのでは」と言われたりしているのですが、そんなことはありません。
先天的には結びつきは確かにないのですが、後天的に結び付けようと思えばそれが可能だというアスペクトと考えるとわかりやすいかもしれません。
タイトなクインカンクスを持っている人は、HN8ではトラインになるのであまり効果はありませんが、HN12や12の倍数の時には必ずコンジャンクションしますから、クインカンクスの天体同士の結びつきが強固になることがあるかもしれません。
私もクインカンクスは持っていますが、もともとオーブが0.7度もあるために12の倍数の時には結構離れるのであまり体感はありませんが、0.1度のオーブであれば少なくとも60歳までは12の倍数ごとにコンジャンクションすることになります。
ハードアスペクト全般に言えることですが、このようにハーモニクスで重なる時に結びつきや関係性を良くするきっかけがあるはずなので、その時はチャンスです。
石川源晃氏の本には「木星が来る時に癖付けを」と書いてありますが、これは土星以遠の天体ではあまり効果が見込めるものではありませんから、むしろ自分が生きていく中で方向性を見出すという意味でハーモニクスでアスペクトができるときの方がチャンスなのではないかと思います。
もちろん、個人天体は木星のアスペクトの時に癖をつけると良いので、そのチャンスもわかっておいた方が良いと思います。
クインカンクスはそういう意味で、矛盾をはらむアスペクトではあるのですが、何かのYouTubeで「弱みは出し続けると強みになる」と言っているのを聞いて、クインカンクス的だなと感じました。
たとえ世間的には眉を顰められるようなことだったとしても、それがあまりにも桁が違ったり、誰もできないようなことなのであれば、かえって「オリジナリティ」になるので誰にもまねできない、その人だけの対処法が出来上がって、それよりもマシな人たちの道しるべになることがあるということでしょう。
でもそのためにはやはり、本人がその中でどれだけもがいてきたのかが大事だし、むしろその過程を見られることになるので、その渦中では恥ずかしいとか、いやだとか、ネガティブな気持ちもあるかもしれません。この部分だけ見ればハードアスペクトっぽいのですが、でもそれを自分のものにしたとき、人のためになるし強みになるしその人らしさが出るという意味では、長期的にみれば「良い」アスペクトだと言えます。
結局ハードアスペクトだろうが何だろうが、本人の気持ちの問題と、向き合う態度がどのようなものであるかで結果は変わるので、あまり「ハード」「ソフト」の呼び名に左右されず、自分がどうするか、どうしたいかを考えていきたいものです。