内水面漁場監理委員にもいるアユルアー反対勢力…というか知らないのにのによく審議ができるな | 静岡県内水面ルアーフィッシング向上委員会

静岡県内水面ルアーフィッシング向上委員会

注)静岡県漁業資源課の主張が何回か変わっているので記事によっては内容が正しくなくなっているものがあります。

静岡県内水面、遊漁規則「ルアー禁止」は根拠があるのか、法的真相を探り、解消を目指す
*法的な解釈に誤りがありましたらご教授願います。

静岡県の内水面漁場監理委員会の議事録がやっと公開されました

遊漁規則の変更は、
1.漁協が遊漁規則を変更
2.内水面漁場監理委員会で審査
3.県知事の認可
4.公示
という順番になります。
※公示されなければ効力を発揮しません

やっと漁協が重い腰をあげてアユルアーを許可すれば、あとはほぼスルーです。(許可制度は存在していませんが)
内水面漁場監理委員会での審議内容は、議事録が公開される決まりとなっていますのでどんな審議があったのか確認することができます。

 

芝川漁協、天竜川漁協がアユルアーを許可した時の議事録です。

漁協側
【平野 國行】 天竜川漁業協同組合代表理事組合長(内水面漁場監理委員会長でもある)
【安倍主査】水產資源課(芝川漁協側)


内水面漁場監理委員
【和泉誠】 稲生沢川非出資漁業協同組合代表理事組合長
【後藤充宏】 日本釣振興会静岡県支部顧問


芝川漁協、天竜川漁協がアユルアーを遊漁規則で許可した時の内水面漁場管理委員会の発言です。

(芝川漁協)
【和泉委員】 疑似おとりというのは、このようなルアーのことで良いのか。
【安倍主查】 そのようなものであると認識している。
【和泉委員】 リールは使用するのか。
【安倍主査】 リールは使用する。
【和泉委員】 友釣りと区域は同じであるため、トラブルになるのではないか。
【安倍主査】 あゆ特定区は友釣りがあまり行われていない区域である。 友釣りを行う遊漁者 とトラブルにならないよう、 漁協が看板を設置したり、 監視を重点的に行うよう にする。

【安倍主査】 コロナ禍で海では遊漁者が増えたが、内水面では友釣りのハードルが高く若い遊漁者が始めにくい。 ルアーなら始めようとするのではないか。 匹数制限は、見回りがあればある程度の縛りが出来て良いのではないか。


(天竜川)
【後藤委員】 針数などは友釣りに準じるということか。
【平野会長】 友釣りのルールをそのまま適用する。 余計なルールを設けていない。 これまで のように、遊漁者がルールやマナーを守っていただける。必要があれば監視も増 やし注意していく。 互いに気持ちよく遊漁できるようにする。
【後藤委員】 周知はどうするのか。
【平野会長】 「釣人」という雑誌に掲載する。 ビラを用意している。 釣り具屋に対しては、必要に応じて公聴会を開催して疑問に答える。組合員には周知済み。 釣り具メーカーも期待している。ルアーを使えるようになることで、 若い遊漁者が増えるこ とを期待している。
【後藤委員】 匹数制限はあるか。
【平野会長】 ない。 餌釣りは100匹の制限を設けている。 アユが多い時はアユが大きく育たないため、沢山釣ってもらいたい。
【和泉委員】 リールを使うのか。
【平野会長】 どちらでも良い。
【和泉委員】 純粋な友釣りをしている人と場所が同じになってしまう。
【平野会長】 先行者を優先する。 疑似おとりを使った時点で友釣りではなく、アユルアー釣りになる。ひっかけ釣りはやってほしくない。 ルアー自体が高価であるため、遠くへ投げないのではないか。ルアーの開発はまだ発展途上。
【和泉委員】 従来の遊漁者とトラブルにならないか心配している。
【平野会長】 お互いにマナーを守ってやってもらうよう声かけをしていく。

天竜川漁協組合長の考え方は普通なはずですが、他がおかしい人達ばかりなので、もはや表彰もんです。

友釣りと区域は同じであるため、トラブルになるのではないか。

という発言ですが友釣りでも職業漁師ではなく一般遊漁者なので、優先権はありません。どんな方法であれ平等に釣りをする権利があります。
まるで友釣りの場所に後から来てトラブルになるような釣法を認めるのかと言っているように感じます。これでは友釣りが正義でルアーが悪です。

本来は、
友釣りと区域は同じであるため、トラブルになる恐れがある、漁協としてはどのような対策を立てているのか。
という質問でなければおかしいです。


リールについても酷いものです。
リールがあれば遠くの魚が釣れると思っているみたいです。川のルアーとか全くやったことも見たこともないのに質問するんじゃないよと思います。

確かに人の目の前にルアーを投げ込むのはマナー違反です。しかしそのようなことができるから禁止するというのはやり過ぎです。
友釣りでは長い竿を使って上下10mくらいはが範囲ですが、アユイングで20mは無理ですね。下流に10mでしょうか。20m先のポイント見えないし、どうやってアユルアーを送り込むのか。リールを闇雲に毛嫌いするのではなく、実態を勉強して欲しい。アユルアーがどういうものか質問する委員がいない時点で内水面漁場監理委員失格です。

同じ場所で釣りをするのにはマナーがあるのは当たり前でどんな釣りをやる場合にマナーが存在します。
友釣り優先、他の釣りは邪魔と考えているようでしたら、それこそマナー違反以上の大問題ではないでしょうか。

日本釣振興会静岡県支部顧問は本来すべての遊漁者の代表であるはずですが、従来友釣り師の味方です。

内水面漁場監理委員会についてさらに投稿します。