ジェッターの航空記
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解氷

先日、MilanoからMadridへ飛びました。早朝のLinate空港
ジェッターの航空記-Deice


気温は3度以上だったのですが、夜間の氷結を警戒してか、デアイシングすることに。

二台のDeicing車が左右それぞれの翼を担当します
ジェッターの航空記-Deice

センターノズルから、プシャーっと温水を散布します。ジェッターの航空記-Deice

面白かった。

インドはラファール

インド国防相が仏ダッソーとラファール戦闘機導入に向けて独占交渉にはいりました。
F-16,F/A-18とタイフーンとラファールの四候補を実際にインドに持ってきて実機でテストした上で、昨年4月には米製二機を候補から外しました。
そしてタイフーンとの欧州製戦闘機同士の選考で今回ラファールに最終選考が絞られた、ということです。
(とはいえ独占交渉権を得ただけで、採用が決まったわけではありません)

インドのやり方には色々と学ぶところがあります。F-35は最初から候補に入っていませんでした。
実機テストができることが選択の条件だったようです。 
実機に触りもせずにF-35に決めてしまった防衛省と、大きく考え方が異なるようです。

今月の航空雑誌諸誌は、性能的にはF-35が一番みないな記事も散見しますが、どうも普段取材でお世話になっている防衛省広報に気を遣いすぎているようです。

一方、インド空軍は、まずアメリカの顔色をうかがうようなことはしていません。敵対関係にある隣国パキスタンに、対タリバン戦略上9.11以降急接近した米国とは一定の距離を置きたいという外交的意図があります。

それに、ステルス性能についてはロシアの第五世代ステルス戦闘機T-50の開発に出資していることから、今回の戦闘機調達計画においては、ステルス性能をさほど重視しなくていい、という事情もあります。

それを加味しても、非常に地に足のついた、実戦的な選び方をしている気がするんですよねぇ。

インド国防省にとってラファールのメリットの一つは艦載機型のラファールMがあることではないでしょうか。80年代から英国製空母のお古を運用しているインドとしては、空母運用を開始しようとしている仮想敵国中国との勢力争いにおいて、空母戦力の拡充はひ必須項目でしょう。

なんにしても、米国べったりな防衛省に比して、極めて多角的で地に足のついた合理的選択をインドはしているように感じます。

ま、なんだかんだ言っても、ラファールはかっこいいですよ。写真はその艦載機型ラファールM
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2011年RNAS Yeoviltonより Canon EOS40D+EF100-400mm

空に4っつの飛行機

画角の中に飛行機雲みっつと、ヒースローからの離陸機ひとつ。合計4機
ジェッターの航空記-4planes
真中は鳥。



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