人生何が起こるかわからない。
40代半ばが過ぎた。
昨年までは客席から音楽ステージを観て楽しんでいるだけだった。
今では客席を見て、どうしたらお客様にもっと楽しんでいただけるのか、
どうしたら関係者が潤うビジネスとして大きく展開していけるのか考える毎日だ。
まだ1年経っていない。
夢は作家になることだった。
自分の作品が本になったり、
映画になったり、
テレビ作品になったり、
舞台になったり、
CDになったり
というイメージだった。
今はあの時と少し、いやかなり違う。
自分の作品を形にしたいことはもちろんだが、
自分の作品でお客様に喜んでもらいたい、
自分の作品に携わる方々に喜んもらいたい、
という思いが大半を占めるようになっている。
つまり形にすることは当然であり、
その先がどうなるかなのだ。
自分自身の修練の足りなさ、
度胸の足りなさ、
そして失敗への不安からも
行動力が乏しく、気づいたらこの歳になっていた。
「夢を語る人は叶わないからすぐに諦めて他の無難な道を選ぶべきだ。
それが自分の夢で心からその実現を求めているならば、語る前にすでに実現に向かって今動いているはずなのだから。」
自分も葛藤に次ぐ葛藤だった。
形にするためにどうしたらいいのかわからない。
ただやりたいと叫んでいる毎日。
書いてもうまく書けず、途中で投げ出す。
バイトだ部活だ学校だと取り組むことから逃げていた。
アイディアメモを日々つけることで作家気取りをしていた。
名作を読んだり、名曲を聴いたり、名画を見たり、
創作テクニック本を読み漁ったりして、努力しているフリをしていた。
そんな自分に後ろめたさを常に抱えていた。
他人を批評してしまう自分であったし、
そんな自分が嫌だった。
批評される立場になりたいのではないか?
とにかく書いて完成させる。
納得いかなくても完成させる。
やっているうちにスキルが上がる。
そう自分に言い聞かせて書き始めた。
公募にいくつも作品を書いて出して全滅は当たり前。
だが、そんな姿を見てくれている人達が周りにいるものだ。
自分の作品を面白いと言ってくれる人が現れた。
そして応援してくれる人達となっていった。
気づいたら
面白いと言ってくれた人達にもっと楽しんでもらえる作品を書きたいと思った。
応援してくれる人達にもメリットを得てもらいたい。
そんな感覚になっていた。
そしたら出版が決まった。
昔の形にしたいという夢はとりあえず叶った。
今はその流れが他のコンテンツに派生している。
ラジオ番組。
音楽イベント。
他色々企画に挑戦している。
もちろん創作活動も進めている。
今回の件で、この歳になって、
「夢は自分の思いが皆の望みになると叶うもの」
ということを学んだ。
ここで立ち止まる気持ちは全くない。
「もっとみんなと盛り上がりたい。」
そんな純粋な想いが心の底から湧き上がってきて止まらないからだ。
