山口県の早鞆高校野球部は歌手の山本譲二も在籍した名門である。昭和39年の夏の甲子園では初出場で準優勝という快挙を成し遂げた。ところが、その後低迷が続き40年程甲子園から遠ざかっていた。しかし、今年の秋季山口大会で優勝し、来春のセンバツ大会出場の期待が高まった。早鞆高校の監督は大越基さん。大越さんは仙台育英高校のエースとして平成元年の夏の甲子園で準優勝した。延長の末敗れ、みちのく初の優勝旗にあと一歩届かなかった。大越さんは東京六大学に進むが入学した大学野球部の前近代的な上下関係や泥臭さに馴染めず一年で早々と大学を中退した。この間のいきさつはゴシップになり週刊誌にも載ったのを目にした記憶がある。大学野球部を早々とやめた経歴は落合監督と共通するところがある。その後、大越さんはめげずに野球を続けアメリカに渡りマイナーリーグを経てドラフト一位でダイエーに入団し活躍した。プロ引退後は指導者を目指し大学に入り直し教職免許を取得した。そして早鞆高校に教師として採用されプロアマ協定による2年間の待機期間を経て野球部監督に就任した。早鞆高校野球部は大越監督の熱血指導で次第に実力を蓄え今回の快挙となった。早鞆高校が甲子園で暴れ回るのが楽しみだ。
オレンジ革命を主導し美人女性首相として注目されたウクライナのティモシェンコ前首相がガス資源に関する事件で禁錮7年の判決を受けた。有罪判決は政敵のヤヌコビッチ政権との対立があるのは間違いない。ロシアからガスを高値で仕入れ国家に損害を与えた言わば国家に対する背任容疑だそうだが140億円の損害賠償も命じられたと言うから凄まじい。ティモシェンコはガスの女王と呼ばれガス利権と密接だ。ロシアのホドルコフスキーといいグジンスキーといい新興エネルギー財閥はことごとく疑獄事件で沈んでいる。彼らはすべてユダヤ系。ティモシェンコもアルメニア系ユダヤ人という噂が根強い。疑獄事件の糸を引くロシアマフィアとユダヤ系国際メジャーとの暗闘がすけて見える。
ヤキュハラなる言葉があるそうだ。野球おたくが野球に全く興味のない人に野球の話を聞くことを強要することとか。ハラスメントなる用語が登場したのはセクシャルハラスメントを起源とするようだが、パワハラなる新語が登場したときも仰天したし、アカハラなる言葉はアカペラと混同して何がいけないかと首をひねった。ハラスメントブームで創造された言葉を眺めると要するに不愉快なことに耳を塞ぐレッテルのような気がする。世の中、たしかに不愉快なことは多すぎるし、不愉快な言辞には耳を塞ぎたいのは人情だ。しかし、愉快な心地良い言葉ばかりを聞いて人生を送ることは幸せなのか。あるいは、愉快な言葉だけを聞く環境に身を置くことは果たして可能か。そのような状況が可能なのは裸の王様くらいであろう。人間、負荷をかけられてこそ成長する。むかしむかし、くそおもしろくもない老人の話をひたすら耐えながら聞いたが、何十年かを経て、苦痛だった話が珠玉に聞こえる。負荷がかかる状況をすべてハラスメントとかたづけるのはいかがなものか。心地良い状況に常に身を晒すと進歩もくそもないだろう。ヤキュハラなど客の自慢話にひたすらつきあい不条理なクレームやを聞く際の鍛錬にもなろう。クラブのホステスのようにくそおもしろくもない客の話題に合図地をうったり、あたかも興味があるかのように振るまうのは、ハラスメントを逆手にとった商売だ。そうか。ハラスメントは対価も得ていないのに不快な思いをさせられることに対するプロテストか。つねに人間行動に対価を求める昨今の風潮をここでも垣間見える気がする。