AKB48のパクリ軍団AKB98が中国に出現し内外で耳目を集めている。48と98の数字の関係は何か。倍数ではなく50を加えているのがいかにも餃子や焼売的でおかしい。それにしてもAKB48は中国でも大人気だそうである。その人気を推し進めているのは何と言ってもPPSなどのネット視聴サイトの存在である。PPSは日本でも簡単に視聴できるが、アジア諸国のテレビ番組がリアルタイムかつオンデマンドでいつでも見れる。しかもYouTubeなどと比べ画質も素晴らしい。著作権をどうクリアーしているのか甚だ疑問であるが、すこぶる便利である。民放の連ドラなど20年近くご無沙汰であったがPPSでアジア諸国の連ドラと比較して日本の連ドラのレベルの高さを認識した。10億人に見つめられているのである。思えば日本も江戸時代までは中華帝国の冊封体制に組み込まれた属国であった。日本の現在があるのは中華文明の恩恵を受けたからではないか。著作権などみみっちいことは言わずに、かつての宗主国に献本ならぬ番組を提供しようではないか。
ヤクルトの優勝が見えてきた。一時、1.5ゲームに迫られたが再び8連勝の勢いだ。昨年、交流戦に9連敗して借金19になり高田監督が辞任したのがウソのようだ。ところで、今年のヤクルトの快進撃の最大の立役者は小川監督であろうが、もう一人、濱中をあげたい。エッ!ほとんど試合に出ていない濱中が何故という向きも多いかと思う。しかしだ。シーズンが始まる前、小川監督はオリックスから放出された濱中に最大の賛辞を送った。ものが違う、畠山などとは雲泥の差がある、と。そして現に濱中は開幕戦に三番打者として起用され、畠山はベンチスタート。畠山が燃えないはずがない。濱中が開幕5試合目で早々とスタメンを外れ、代わりに4番に入った畠山は開眼し、今やヤクルトの不動の4番打者となり20本塁打を放っている。小川監督の開幕前のあの発言は濱中を評価したのではなく畠山を発憤させるフェイントだったのではないかと疑いたくなる。私がヤクルトの最大の立役者は最大の当て馬になった濱中と思う所以である。それにしても濱中おさむ!来シーズンは頑張らなあかないしょ。これ和歌山弁。
1969年8月15日から3日間にわたって開催されたロックフェスティバル「ウッドストック」は史上最大の野外コンサートといってよいだろう。何せ40万人の観衆が集まったのだ。主催者側は当初2万人程度の観客を予想してたというのだがこれだけの会場を見つけるのは大変だっただろう。最近再リリースされたディレクターカット版「ウッドストック」を改めて見ると、この偉大なコンサート会場を提供した農場主マックス・ヤスガーが観衆に向かって挨拶するシーンが見られる。いかにも朴訥で誠実そうなヤスガーは観衆に「子供たちよ」と呼びかける。ヤスガーは当時、まだ50才手前だったが、自分の息子はすでに主催者の若者たちより年長であった。ウッドストックの会場選定は保守的な向きから困難を極めていたのでウッドストック成功の最大の功労者はヤスガーだったかもしれない。しかしウッドストック会場提供後、ヤスガーには試練が待ち構えていた。近隣の農場主から訴訟を起こされ、結局、農場を手離さざるを得なくなった。そして移住先のフロリダでヤスガーは53才の若さで心臓発作で逝去した。息子のサム・ヤスガーは弁護士になり父の思い出を綴り作家となった。さて、ウッドストックの記録映画は、往年のロックミュージシャンの姿が見れて貴重だ。特にウッドストック後に急逝したジミー・ヘンドリックスとジャニス・ジョップリンのただならね熱演は迫り来る暗転を感じさせる。個人的にはジェファーソン・エアプレインのボール・カントナーとマーティンカー・バリンが仲良く共演しているシーンが印象的だ。その後、離反と融合を繰り返す二人はコンサート会場では実に屈託のない表情をしている。