連日の猛暑が続いていた大阪は昨日の驟雨で気温が一挙に5度程度下がった。昨年は全く雨が降らない日が続き強烈な猛暑でバテたので、恵みの雨に小躍りした。それにしても田舎と違いコンクリートジャングルの都市部において天然シャワーの冷却効果はすさまじい。地球温暖化なるものの実態が、地球全体の温暖化ではなく、都市部のヒートアイランド現象であることがよくわかる。節電騒ぎを抑えるために都市部において人工雨を降らせる方法を採用できないものか。メルトダウンした原発と同様、加熱物は水で冷やすに限るのだ。
熱闘甲子園で見た能代商のキャプテン山田一貴君の涼しげな目元はあの阪急ブレーブスのサブマリン投手山田久志氏の目元と本当に似ている。山田君の祖父と山田久志氏はいとこだそうだ。この事実はスポーツ紙で読んで以前から知っていた。しかし山田一貴君のご両親が相次いで夭折し、山田君が祖父母に育てられたのは熱闘甲子園を見て初めて知った。山田君の母親は彼が生後 6カ月のときに乳癌で父親は中学一年生のときに白血病で亡くなったそうである。能代商は昨年、鹿児島実業に大敗し、爾来、そのときの惨憺たるスコアをボードに張り臥薪嘗胆の日々を送り練習に励んできた。その結果、今年は同じ鹿児島勢の神村学園に勝利を収めた。そして二回戦では大会屈指の英明の松本投手を攻略し、投げては保坂投手が打たれながらも完封劇を演じた。山田君のご両親も天国で微笑んでいるに違いない。
甲子園で新湊高校がまたまた伝説をつくった。新湊の森監督は同校が昭和55年に甲子園に初出場したときのエース。そして、そのときの四番打者の遺児が、今回のエースの袴谷投手である。袴谷投手は森監督に亡き父の姿を重ね合わせ厳しい練習に励んでいたに違いない。天国の父が見守る中、新湊は強豪の平安に堂々の勝利を収めた。それにしても新湊は勝負強いチームだ。昭和61年選抜大会では酒井投手を擁し、あの中日に入団し完全試合を成し遂げた近藤投手のいた享栄高校を緒戦で破り、準決勝まで勝ち進み、甲子園に新湊旋風 を脇起こした。新湊は甲子園で常にドラマを作る。平成9年夏にはエースの境投手が顔面に打球の直撃を受け途中退場したが最後まで粘りを見せ終盤に5点を返し徳島商を追い上げた。ユニホームはどことなく箕島高校に似ている。そして甲子園でドラマをつくるのも箕島高校そっくりだ。二回戦以降の活躍が期待される。