ハイエクとヴィトゲンシュタインとが親戚関係にあると聞いていたので、ハイエクはてっきりユダヤ系だと思っていた。しかし、松原隆一郎の「ケインズとハイエク」を読むと、ハイエクはユダヤの家系ではないと明言する。そんなことはどうでもいいのだが、ハイエクがフリードマンと並んで新自由主義の頭目と評されてきた際に、常にユダヤの匂いを感じてきた。ハイエクを
二十世紀を代表する思想家と位置づける人もいる。ハイエクが二十世紀一杯をかけて社会主義への抜本的な批判を繰り広げたからであろうか。しかし、ハイエクは果たして新自由主義者なのか。松原隆一郎のケインズとハイエクは、このレッテルをはがす労作である。ハイエクはケインズとの論争に破れケインズ主義の退潮とともに見直された人、フリードマンとともにマネタリストだった、といった具合に、他人の影のこどき存在として紹介されてきた。ハイエクは反ケインズの市場主義者というレッテルが貼られていたのだ。松原隆一郎の著作はケインズとハイエクの隠れた友情を基軸にする。ハイエクが示すケインズに対する親しみと、フリードマン、さらには師であり反社会主義の同志であるはずのミーゼスへの批判が綴られる。ハイエクはケインズを「個人的には仲がよかった。人間としての彼には最大の賞賛と親愛の気持ちを もっていた」といい、教員談話室でケインズは、ケインズ主義者として名高いロビンソンとカーンについて、噴き出しながら「あの二人はただのバカだよ・・私の着想はすでに時代遅れになった」と述べ、ハイエクに賛同を示した。
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二十世紀を代表する思想家と位置づける人もいる。ハイエクが二十世紀一杯をかけて社会主義への抜本的な批判を繰り広げたからであろうか。しかし、ハイエクは果たして新自由主義者なのか。松原隆一郎のケインズとハイエクは、このレッテルをはがす労作である。ハイエクはケインズとの論争に破れケインズ主義の退潮とともに見直された人、フリードマンとともにマネタリストだった、といった具合に、他人の影のこどき存在として紹介されてきた。ハイエクは反ケインズの市場主義者というレッテルが貼られていたのだ。松原隆一郎の著作はケインズとハイエクの隠れた友情を基軸にする。ハイエクが示すケインズに対する親しみと、フリードマン、さらには師であり反社会主義の同志であるはずのミーゼスへの批判が綴られる。ハイエクはケインズを「個人的には仲がよかった。人間としての彼には最大の賞賛と親愛の気持ちを もっていた」といい、教員談話室でケインズは、ケインズ主義者として名高いロビンソンとカーンについて、噴き出しながら「あの二人はただのバカだよ・・私の着想はすでに時代遅れになった」と述べ、ハイエクに賛同を示した。
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