前回に引き続き熊本での撮影です.この日はクルマを使って,郊外のネタを拾ってきました.
(三位灯の銘板)
(矢印灯の銘板)
まずは,これから.ただの日信薄型じゃないかとお思われますが,実際ただの日信薄型です.なぜこれを紹介するかというと,製造年月的に末期のものと思われるからです.ちなみに次のED1176Aは,2013年11月製が存在します.
次は,日信初代丸型です.この時は気づいていなかったのですが,この世代はレンズが2種類あるそうです.後代の筐体でも使われているスタンレーのレンズと,製造メーカ不明の淡色レンズの2種類です.今回撮影したのは淡色レンズになります.(このとき気づいていなかったので,レンズ拡大画像を撮影していなかったのが…悔しい…) 淡色レンズは主に愛知県内の日信初代丸型に装着されていたようですが,どうしてこうなったのかはわからないようです.φ300の淡色レンズは存在するのでしょうかね?
話がそれてしまいましたが,ここのものは交通信号灯銘板で,非常に古いですね.
ちょっと移動しまして,今度は集約ネタとでも言いましょうか,交差点のど真ん中にポールが立っている交差点です.実際に運転して通ってみましたが,なかなか面白いですよ.
続いては,オリジナルデザインです.九州は京三のオリジナルデザインが多いのでしょうかね?たまたまかもしれませんが.こちらは,鉄板灯器でも珍しいφ250矢印でして,非常にテンションが上りました.大阪でもφ250矢印は採用されていたりはしましたが,φ300含めて早い段階でLED化が進みましたので,なかなかお目にかかれません.
こちらは歩灯です.信号サイクルの影響か,煉瓦レンズに交換されているものもありました.世代とレンズが合っていませんが,個人的にはいい組合せだと思います.自立歩灯は,ポールにもこだわりを感じます.
ここからは,熊本市内で撮影した,日信初代丸型を紹介していきます.
オリジナルアームのものも残っていました.比較的状態がいいですね.
こちらは長尺アームに設置されています.最初からこの形態だったのでしょうかね?
こちらも淡色レンズですね.スタンレーの刻印がありません.中心街に残っていまして,意外でした.
こちらは二代目丸型です.デザインアームに移設されてもしぶとく残っているようです.
庇交換案件です.どうやら後代の日信鉄板灯器の内庇を持ってきたようです.サイズとしてはしっくりしていますが,固定は大丈夫なのでしょうか…?
庇裏が白く,古い弁当箱としても希少価値は高いのですが,なによりインパクトがあるのは,電球ですね.赤灯に電球が残こったままになっています.工事中には気が付かないものなのでしょうかね…
その後,熊本市街を離れまして,電材の初期LED灯器を見に行きました.雨が降り出してしまったのが残念…
これにて熊本探索はおしまいです.大体ネタは拾ったかなと思っていたら,全然拾えていなかったので,1年後行くことになるのです.それはまたいつか紹介しましょう.
撮影日
2015年2月28日
撮影場所
主に熊本市
次回予告
鹿児島探索