千葉オフの翌日に都内の電球式灯器をターゲットに探索を行いました.2日間を1回にまとめようとしたものの,銘板ネタも多く,画像が増えるため2回に分けて紹介します.
南千住のあたりのホテルに宿泊していたのですが,そこから探索がてら南西のTXの浅草駅方面に向かいました.
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小糸スフェリカルレンズを装着した,φ250の自歩灯です.東京にはあまり自歩灯ポジションの縦型はありませんし,全国的に見てレアだと思います.更新後も自歩灯のスタイルは継続されたようです.銘板については至って普通ですが,φ250ということで,φ300ならU形銘板であるところ,φ250なので23号になっています.
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押ボタン式の交差点にて.転用で持ってきたカマボコだったのでしょうか.庇が小糸の深庇になっています.
TXの浅草駅近くにて.警管仕の表記になってすぐぐらいでしょうか.日信セパのLEDで庇が短いことからも東京を感じます.
浅草からいろいろ乗り継ぎまして,西武へ.乗りつぶしも兼ねて豊島園まで乗りました.
そして大泉学園へ.
<廃止済み,灯器本体がカバーで覆われている状況>
「止まれ」標識が設置され,赤一灯が風前の灯火といった状態でした.ストリートビューで確認すると2015年4月の時点で廃止されているようです.既に灯器も撤去されていそうです.
さてここから歩灯ネタが続きます.まずは陸運銘板のおにぎり歩灯です.よく「Koito」のロゴ部分だけ削り取られたOEM品を見ますが,これは既にロゴがなくなった世代なので綺麗です.
続いては三工社銘板のおにぎり歩灯です.三工社銘板の灯器は日信OEMがよく残っています(した)が(世代が比較的新しいため),こちらは小糸OEMで昭和48年と古めです.陸運銘板と違って三工社の方は,ロゴを全く気にせずそのままにしてあるのが特徴です.メーカ側としても誰も見ていないだろうと思っていたのでしょうかね.
次は花小金井へ.三工社銘板の日信OEM灯器を見に行きました.
①レンズそのまま
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②後代のレンズに交換済みのもの
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③赤のみ煉瓦レンズに交換されているもの
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一つの信号交差点でこんなにいろいろ出されるとおなかいっぱいですね.楽しかったです.待ち時間表示装置の銘板は京三特有の金色です.金色銘板は大阪工場出荷分で時たま見る印象ですが,こちらの銘板のフォーマット,特に京三製作所の文字の間隔が横浜出荷分を感じる広さです.
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有名なゼブラ付きの縦型補助灯器です.自歩灯として出荷してもいいようにでしょうか,歩行者専用信号燈器になっています.
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横型はこうなるとインパクトが弱いですが,十分にレアなネタでした.もっと天気の良い時に撮影したかったですね(撮影当時降雨).
国分寺までバスで移動し,駅前の赤一灯を撮影しつつ三鷹へ.
非常に古いおにぎり歩灯で,1967年(昭42年)のものです.レンズこそ交換されていますが,とてもいいネタです.関西だと尼崎に昭和45年製のものが残っていたりするのですが,「小糸製作所」銘板のものはなかなか見られませんので良かったです.
東京では珍しくなった樹脂灯器のある,八王子市役所交差点です.東京は沿岸部以外で樹脂灯器をどういう基準で設置していたのでしょうね.よくわかりません.設置方法は東京らしさを感じます.
従道路側というか市役所の敷地側の灯器です.ここはYYR灯器が設置されていますが,左のYは使用されていないようです.昔は使っていたんでしょうね.
反対側は小糸A型のYYRです.ストリートビューを見る限り,2014年5月頃は同じ樹脂灯器だったようですが,赤灯の庇が破損した影響か,転用灯器を持ってきたようです.ご丁寧にG→Yにしたようです.よく考えると平成9年11月はとっくにD型の製造が始まっていますね…
気になりますが,並行製造されていたそうなので,そっとしておきましょう…
縦型は鉄板灯器で設置されています.ひと昔前の東京には変則配列がたくさんあったそうなので,その時代に行きたかったなあと思いつつ撮影していました.
ちょうどここで日没になりましたので,都心に向かうのですが,ゆっくり座りたかったので八王子までバスで出まして,そこから京王八王子→岩本町と移動したのですが,京王の区間は回数券を使ったので,乗り越し清算で駅員さんに処理してもらったところ,こんな切符が手に入りました.
珍しいかなと思ったので,載せてみました.初めて見る切符だったので一人テンションが上がっていました.
では続きは次回に~~~
撮影日:2015年2月8日
次回予告
②に続く