パソコンで絶大な人気を博した名作。「ウィザードリィ」がなければ
「ドラクエ」も「ポケモン」も存在しなかったと言っても過言では無いほど、
「ウィザードリィ」がゲーム史(業界)に もたらした影響は計り知れないものがあります。
今回はそんな「ウィザードリィ」のゲームボーイ版をご紹介します。
ゲームボーイ版は 外国産の「WIZ」シリーズを お手本にして作られた
「ウィザードリィ外伝I女王の受難」(国産のオリジナルタイトル)です。
性能的に 他機種に劣るゲームボーイで、巧みなアレンジとゲームデザインを施し
「ウィザードリィ」の世界を 見事なまでに描ききった作品となりました。
Welcome to the world of Wizrdry
ゲームの舞台は、リルガミン市 ギルガメッシュの酒場やボルタック商店
カント寺院といった シリーズファン ゆかりの店や施設が軒を連ねていて
ダンジョンに足を踏み入れれば、お馴染みのモンスターを始め、
ピットにテレポーターetc. 罠や仕掛けが冒険者を待ち構えています。
ゲームボーイ版は「オートマッピング機能」「どこでもセーブ」に始まり、
マロール(移動呪文)では行き先のポイントを指定出来たり、
ロクトフェイト(帰還呪文)も、装備やお金を持ったまま帰還できます。
(ただし、一度使うと忘れてしまうので レベルを上げて再度、覚え直さなければならない)etc.
「携帯機で遊ぶ」という事を前提に 徹底的に考え抜かれたシステムとアレンジのお陰で
本家の「WIZ」よりも遊びやすくなっています。
しかし「ゲームボーイ版は難易度が低いのでは?」と考えるのは早合点
本家に引けを取らない難易度の高さで、油断は禁物。
宝箱の罠、解除失敗、全滅...その手応えは本格的
システムが親切になっても、シリーズの特徴とも言える緊張感のあるゲームバランス、
ストイックなゲーム性は ゲームボーイ版も例外ではなく、
プレイする者を容赦無く突き放し、魅了します。
それもそのはず ゲームボーイ版のゲームデザインは 遠藤雅伸氏が率いるゲームスタジオ
「ウィザードリィ」の魅力を知り尽くしているスタッフが携わっています。
「外伝」とはいえ、シリーズ独特の雰囲気を まったくと言って良いほど損なうことなく、
ゲームボーイのモノクロの画面と「WIZ」の世界観がマッチしていて雰囲気も抜群
何より、ただでさえ中毒性の高い「ウィザードリィ」と
いつでもどこでも手軽にプレイできるゲームボーイとの組み合わせそのものが、
相乗効果を上げ プレイする者達を灰にし、蘇生させてくれます。
<その他 ゲームボーイの特徴etc.>
迷宮はWIZの魅力が凝縮された12層>私は途中で挫折しました...orz
通信ケーブルを使えば友達キャラとパーティーを組んだり、
アイテムやお金の交換も出来ます。(「外伝掘廚任魯僉璽謄ー同士の対戦も可能)
1作目の雰囲気を継承した内容が高く評価され、後に「復刻版」として再販されました。
開始時のキャラクター作成を怠る事は自殺行為(死活問題)な所まで一緒です(TT)
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