廣之進の学校での書初めで
1年の目標となる言葉を
四文字熟語で書くというのが
あったらしい。
「なんて書いたと?」
「 あのね、『天下統一』って書いた!」
はぁ~?なんそれ!
「あ、あんた、天下統一って! 戦国武将じゃないっちゃけん、
なんで、もっとこう、真面目に考えて書かんとね~」
呆れるバイ。
「ち、違うとって。ちゃんと意味があるとって!
ほんとは、「きょうかとういつ」って書きたかったとよ。
算数と社会は、得意やけど、国語がダメやけん、4教科
全部、得意になるようにって考えて!」
「そしたら、そう書けばいいやん・・・」
「きょうか って漢字がわからんやって・・・ つい、
天下統一って書いてしまった・・・・」
ついって、ついで、天下統一って。もう、なんじゃそりゃ。
他の人は?どんな書いてた?と聞くと
「一日一膳とか、一期一会とか・・・」
うんうん。
「一球投魂とか一球入魂とか」
ああ、野球部の子やね。
「あ!そういえば 風林火山とか
真田六銭と書いた女子もおったよ」
・・・・真田六銭って、しかも女子が?
どういう意図があるのかしら。
真田幸村の狂信的信者かなんかかな。
それとも、そんな決死の覚悟でやんないと
いけない事でもあるのかな。
どっちにしても、
添削指導する先生も、個性的な子供ばっかで
大変やな・・・・
うちの子もやった。 先生、ごめんなさい。