にわかミスチルファンのための「Mr.Children History」4 | 週刊少年マサ斉藤

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どんなつらい世の中も「GO FOR BROKE!」当たって砕ければ大丈夫!!

それでは解説のマサさん・・・・・・マサさん・・・?マサさん!!解説中に寝ないでください!

J-WAVE TOKIO HOT 100
2009・1/18   No.1


エソラ
Mr.Children




辻「さて一位はMr.Children。20年前の1989年1月1日。以前のバンド名「THE WALLS』から「Mr.Children」に改名しました。つまり「Mr.Children」というバンド名になって、今年でちょうど20周年になるんですね。「ミスター」という、大人の名前を呼ぶ時の言葉に「チルドレン(子供)」をつけるという、正反対の意味合いを持ったバンド名。今でこそ彼らがここまで有名になったので、このバンドの名前を誰も気にすることはなくなりましたが、最初聞いた時は「(゚_゚i)え…?ミスターなのに、チルドレン?」と、違和感を覚えた方も多かったのではないのでしょうか。」
マサ「英語を普段しゃべる人は、今でも気にする人もいますよ。ただ文法的に間違っていても、それが逆に名前にインパクトを与えていることもありますから、このおかしなバンド名は、成功だったんじゃないんですか?

と言う訳で、今回はそんな「ミスターチルドレン(子供なのに、大人のような人間)」・・・つまり、











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Fカップ小学生紗綾のようなバストバンド・Mr.Childrenヒストリー







を、今回もお送りしましょう。」
辻「(・Θ・;)・・・・・まさか、ミスチルのヒストリーで『Fカップ小学生』の画像が載るとは思いませんでしたよ・・・(;´Д`)ノというか、マサさんなんで、そんなグラビアアイドルまでご存知なのですか?
まあ、いいです。参りましょう。デビューからのMr.Childrenの歴史を駆け足でお届けしているこのコーナー。今回が『4回目』です。」


過去の記事はこちら。(アメーバが勝手にNGワードを拾ったため、一部の記事は、携帯で「18歳閲覧禁止」が表示されますが、そういった「ヤバい記事」は書いておりませんので、安心してお読みください。)

にわかミスチルファンのための「Mr.Children History」

にわかミスチルファンのための「Mr.Children History」2

にわかミスチルファンのための「Mr.Children History」3


辻「4thアルバム『Atomic Heart』の大ヒットから、次々とシングルをリリースし、ミリオンを記録。まさに飛ぶ鳥を落とす勢いの彼らでしたが、その勢いは音楽界だけでなく、映画界にも飛び火します。1995年5月10日8枚目のシングル『【es】 ~Theme of es~』がリリース。この曲はMr.Children主演のドキュメント映画『【es】~Mr.Children in FILM~』の主題歌でもありました。」



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マサ「ミスターチルドレンは『エス』ですか。私は『エム』です。彼らとは気が合いそうですね♪(〃∇〃)」
辻「ヽ(`Д´)ノその『エス』ではありません!!
「es(エス)」というのは、[無意識的本能欲動]のことで、無意識の欲望が様々な衝動や願望の姿を変えて意識に現し、その無意識の満足を「自我」に迫って来ると言う、心理学用語です。」
マサ「無意識の欲求が、何らかの形を変えて意識の中に入って、es「ヾ(。`Д´。)ノおい自分(自我)!お前まだ気が付いてないけど、この無意識の欲求を満たしてくれよ!!」って言う訳ですか?難しいことはよく分かりませんけど、たとえると


欲求不満のアラフォーの独身女性が、「(///∇//)/イケメンな若い男性と○○○した~い♡」


という欲求を必死で押さえ込んで(抑圧)いるけど、無意識のアラフォーの彼女の中にある「es(この場合○○○の欲求)」が出て来て、





「わざとブラウスの前のボタンを二つはずし『心持ち胸を寄せて』若い男の前で迫る。」





・・・ような物ですかね。」
辻「(@Д@;・・・・ちょっと違うような気がしますけど・・・・・・・・まあ、それはともかく、それではこの歌詞を書いた桜井さんの中にある『es』とは、いったいなんだったのでしょうか。」





♪Mr.Children 【es】~Theme of es~ 





【es】 ~Theme of es~ 作詞 桜井和寿

Ah Ah 長いレールの上を歩む旅路だ
風に吹かれ バランスとりながら
Ah Ah 『答え』なんてどこにも見当たらないけど
それでいいさ 流れるまま進もう 

手にした物を失う怖さに
縛られるくらいなら勲章などいらない

何が起こっても変じゃない そんな時代さ覚悟はできてる
よろこびに触れたくて明日へ ボクを走らせる“es”

Ah Ah 自分の弱さをまだ認められずに
恋にすがり 傷つけるたび思う

”愛とはつまり幻想なんだよ”と
言い切っちまった方が 楽になれるかもなんてね

甘えや嫉妬やズルさを抱えながら 誰もが生きてる
それでも人が好きだよそして あなたを愛してる

Oh なんてヒューマン
裸になってさ 君と向き合ってたい Fu
栄冠も栄光も地位も名誉も
たいしてさ 意味ないじゃん

今ここにいる自分を きっと誰もが信じてたいのさ
過ぎた日々に別れ告げて 君は歩き出す
何が起きても変じゃない そんな時代さ覚悟はできてる
よろこびに触れたくて明日へ 僕を走らせてくれ


ボクの中にある“es”




辻「この歌詞の中に

『何が起きても変じゃない そんな時代さ覚悟はできてる』

というのがありますが、この『そんな時代』というのが、この曲がリリースされた当時を象徴しています。というのも、この曲が発売された1995年。1月17日に阪神・淡路大震災が起こり、3月20日にはオウム真理教による地下鉄サリン事件が起こりました。まさにこの歌詞の通り『何が起きても変じゃない時代』だったのです。
そして時が過ぎ去り14年後の2009年。関東には未だ大震災は起こらず、オウム真理教よりもはるかに強大な国際的テロ組織が、いつ我々に襲いかかってくるか分かりません。そして、壊滅的とも言える世界的経済恐慌の波・・・まさに今の我々は、あの頃以上に『本当に何が起きても変じゃない』世界の中でおびえながら、生きているのかもしれません。」
マサ「そんな「本当に何が起きても変じゃない現在」にたいして、果たして我々は『覚悟』ができているかどうか・・・・はっきり言って、それは微妙な所ですけど、 少なくともここで言う『覚悟』とは『何か』が起きても、それにしっかりと最後まで立ち向かう『覚悟』であってほしいですね。あきらめとか、そんな物ではなく・・・」




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辻「さあ季節が変わって、真夏の1995年8月10日。9枚目のシングル『シーソーゲーム ~勇敢な恋の歌~』がリリースされました。これは同年行われた「-Hounen Mansaku- 夏祭り 1995 空[ku:]」に合わせ、夏祭りにぴったり合うような盛り上がる曲を作ろうということで、リリースされたそうです。その言葉の通り、まさに夏にぴったりの『お祭りソング』に仕上がっております。」




♪ シーソーゲーム~勇敢な恋の歌~ 




辻「さてこのpvを見て「どこかで、これと似たような物見た事あるな・・・」と思われた方は、かなりの音楽通ですね。実はこのpvは当時ミスチルの桜井和寿さんが「歌い方が似ている」と言われていた、エルヴィス・コステロのパロディをやっているんです。」




♪Elvis Costello - Pump It Up 



マサ「ギターを抱え、内股気味で歌う姿は、本当そっくりですね。うまく真似ています。」
辻「ちなみに、後に「シーソーゲーム」のpvをエルヴィス・コステロ本人に、見せた所「ヘ(゚∀゚*)ノうまく真似てるヨ!」とお墨付きの言葉をもらったそうです。」
マサ「確かにこの曲に限らず、この当時のミスチルの桜井の歌い方はコステロそっくりだよね。ただこれを聞いていた当時のミスチルのファンが、このコステロの「元ネタ」を見ていたら、それをミスチルの「遊び心」として楽しめたのか、それとも『パクリ』と思ってミスチルを嫌いになったのか・・・・ちょっと気になる所ですね。」
辻「あの当時はインターネットも、Youtubeもない時代ですからね。どうだったのでしょうか。
しかしシングルは売れに売れました!当時タイアップがなかったにもかかわらず181.2万枚のミリオンセールスを記録するなど、まさにこの頃のミスチルは「出せばミリオン」と言うモンスターバンドへと変貌。メディアはこれを『ミスチル現象』と呼び、まさに向かう所敵なしのミリオンアーティストとなったMr.Children!




・・・しかしそんな『ミスチル現象』のまっただ中、当のメンバー達はとまどっていました。




なぜここまで異常に売れるのか、果たしてこのままでいいのか、そもそも今作っている音楽は、本当に自分たちが作りたい音楽なのか・・・・苦しみ、戸惑い、それでも『ミスチル現象』の嵐の中に身を置き続け、ひたすら走り続けないければならず、気が付けばライブツアーとレコーディングに追われる多忙な日々・・・・
そして悩み抜いたMr.Childrenが出した結論は、熱狂の渦の中にいた音楽シーンから離れ、ひたすらスタジオにこもって音楽を作り続けることでした。





そう、それは深海に潜ったシーラカンス』のように・・・





と言う訳で、今回の「Mr.Childrenヒストリー」はここまでです。さて次回もミスチルがTOKIO HOT 100のトップにランクインした時に、ミスチルの歴史を少しずつ紐といて行きたいと思います!と言う訳で今週はここまで!また来週!!!」



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