- 前ページ
- 次ページ
![チーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/045.png)
ベッドにて目が覚めました。
ん。まだまだ下半身の感覚が、、。
感覚はあるんだけど、足うごかせない!!!もちあげられない!!!
もう仰向けで硬直したままです。
夜通し、2時間に一回くらいのペースで助産師さんが様子を見にきてくれます。
熱をはかり、血圧をはかり、痛みの度合いを聞いてくれます。
痛くなってからでは手遅れだなと、少し大げさ目につたえ、痛み止めの点滴をいれてもらいました。
眠くなる副作用があるということで、そのまま眠りに。。。
夜中2時くらい、熱をはかると38度ちょっとありました。
体が傷を直そうとしているんだなぁと。。
あと、すごく気になったのは、顔がかゆいかゆいかゆい!!!!
なんのアレルギー?薬の副作用??
わかりませんが、目とかはなのあたりがかゆくてかゆくて。
こすってはれてしまいました。少しですが。
助産師さんに伝えましたが、そこはスルーされました笑
この後、どんなしんどい痛みが待っているのか、私は知る由もなく・・・
助産師さんに、されるがまま、悪露の掃除をしてもらって、産褥パッドを取り替えてもらって。。。
通常運転の私だったら、恥ずかしくてとても耐えられない状態です。
もちろん尿カテーテルもそのままだし。。
あ、でもなんか尿カテーテルの痛みとか違和感とかどうでもいいくらいになってるな笑
助産師さんが離れると、すぐ眠りにつけました。
頑張ったね、自分。
今日は本当によく頑張った。
今日くらいゆっくりやすんでくれ。
(あぁ・・・ ハラヘッタ。) ←手術の日は断食ですからねw
私が妊娠40週に入り、緊急帝王切開での出産となった経緯をお話しします
♡--------------------------------------------------------------------------♡
今回は、手術が始まったところからお話しますね。
手術室へはいると、驚くほど大勢の助産師さんが!!
こんなに大人数でやるのが普通なのかしら。。。??と疑問に思いつつ。
自力で手術台へ横になります。
そこからはもう流れ作業かのような、、、あっという間の45分間がはじまります。
まず、一番不安だった麻酔です。
これが、ネットの口コミやらで見る限り、痛いとか、気持ち悪いとかで。。。
あっという間にからだにブルーの布(よくテレビで見るやつw)を被せられていきます。
お腹のほうは見え無いように、胸の下あたりから、カーテンのように。
ぶっちゃけ、切っているところが見えたら、耐えられ無い(そんなはずないやろ!w)と思っていたので
この布カーテン?があることで、緊張がかなりほどけました。
「横を向いて、背中をできる限りまるめてくだい。おへそを見る感じで。」
と声をかけてくれたのは、麻酔師さん!
私は麻酔師さんというお仕事があることを知らず驚きました
「これは、結構痛いとか、気持ち悪いとかっていう方がいらっしゃいます。
寒くなったり、気持ち悪くなったりしたらすぐに教えてくださいね!」
ということばで、内心結構不安になりつつ。
不安がっている暇もなく、背中を消毒されて、ぐさり。
う。。
あ。。これね。こういうやつね。
点滴とかもそうなんですけど、何か液体が血管やら体内やらにはいる間隔ってあるじゃないですか。
しかも冷たいやつ。体内をまわる血液が一気にその得体の知れ無い液体に冷やされていく感じ。
で、これあとから聞いた話なんですけど、(きっと先に話すと怖がってしまう方もいるから)
この麻酔が効きにくい方もいるらしく、そこで1時間半とか、気持ち悪い思いをし続ける方がいるという。。
いや、、それはきついな、、、
私は幸い、速攻効きました!!!
麻酔って結構好きなんですよね。実は。
貧血で倒れる瞬間の間隔に近いというかw
落ちる寸前の感じというかw
麻酔って、個人的な意見なんですが、気持ちで酔うみたいなところがあるのかなと思っていて。。。(いや、ないだろ)
余計なことを考えずに、深呼吸してこころを無にして、眠ろうとしてみる。
いろいろな間隔をシャットダウンするイメージで、目を閉じていると効きやすいのかなと。
帝王切開の麻酔って、全身麻酔だと思っていたのですが、
子宮の動きが止まってしまうと、赤ちゃんに酸素や栄養がいかなくなって危険なため、
上半身はそのまま、下半身の痛覚をなくすタイプの麻酔なんですよね。
仰向けになり、お腹のあたりを紙の角でツンツン刺激されます。
「痛いですか?チクチクします?」
はじめのうちは、結構ちくちくしたんですけど。
そんなやりとりを5、6回繰り返しました。
ここで、適当に大丈夫ですとか答えたら、切った瞬間激痛なのでは、、、
と思い、全力でわがままにいきました。w
まだまだまだまだ〜〜〜〜!!!もっと麻痺させて!!
なんてアホなことを考えてました。
(今だからこんなに陽気に書けているけれど、そのときはほんっとうに不安と緊張でいっぱいでした)
眠ったらだめなのか???とか考えてしまい
思わず、
目、閉じていいんですか?むしろ、眠っちゃてもいいんですか?
と聞くと
「あ、全然いいですよ〜!」と。
いいんだw
そっか、寝てる間に子宮の機能停止してたら赤ちゃん育たない。。w
5分くらい経つ頃には、胸あたりまでの痛覚が麻痺。
もちろんつんつんされている間隔はあるので、怖いのですが、、
不思議でチクチクはしなくなりました。
そして、いよいよ。。。
「じゃあ、お腹きっていきますね」
あああああああああ〜〜〜〜〜こえええええ〜〜〜〜〜〜〜〜
うひゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
て思っているうちに、なにやらお腹のあたりをもぞもぞ触られている感覚。
ぶっちゃけ、ほとんど切られている感覚はなかったです。
考える間も与え無い、プロの技に感激です。出血もするだろうし、時間かけていいわけないですもんね。
私はひたすらこころを無にしながら、落ち着いて〜落ち着いて〜っと自分に暗示。大丈夫。大丈夫だ。
手術台のライトがとても明るいのですが、つやつやな表面に自分の姿が少し反射していたので、
切っている部分が見えてしまうのではないか!と超不安でしたので
目は閉じていました。
そして10分も経たなかったと思います。
今から、ちょっと胸の部分を圧迫します。ちょっと痛いかもしれないけど、頑張ってね」
と、その瞬間
ぐぐぐぐぐぐーーーーーーーーーーーっとあばらのあたりを2人ががりかな?で押されました。
痛いというか、息できん!って感じでした。
そして、
デュルン!!!!!
この瞬間わかりました、
むちゅがでてきたんだ。今、でてきたんだ!!!!!!!!!と。
「赤ちゃん出ましたよ〜〜〜!元気なおんなのこですよ〜〜〜〜!!!」
はぁああああああああああ
この瞬間、安堵の気持ちがぶわぁ・・・・・
「赤ちゃんのお顔見れますからね、ちょっと待っててくださいね〜。ではお腹を閉じますね〜」
先生の優しい声と、合間には助産師さんたちの明るい会話が聞こえてきます。
はやくむちゅの顔が見たい。。。まだかな、まだかな。。。そわそわとしながら。
お腹がぐっ ぐっ と引っ張られるのがわかります。
何層縫うのだろうか。。
糸でぎゅっ と傷を寄せる感覚がはっきりありました。
実はこの縫う作業もとてもびびっていましたし、、
特に説明もなかったので、のちに抜糸があるのかと思っていましたが、
時代ですね。今は溶ける糸で縫われるのですね、、
ほっ
そして、、、、、ついに、、、、、、
むちゅの産声が聞こえてきました!!!!!!!
そして、まだお腹を縫われながらな私のもとへ、むちゅが。。。。。。。!!!!!!!!
もう涙腺崩壊です。
なんて愛らしいんだろう。
今これを書きながらも、涙ぐんでしまいます。
奇跡を感じた瞬間でした。
初めてみる小さな小さなその姿。かわいいかわいい鳴き声。
うううううううううう〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
私が最初にかけた言葉は、
「こんにちは、ままだよ」でした。
1分もしないうちに、むちゅは体を綺麗にしに運ばれていきました。
もう安堵しかない。傷とか手術とかどうでもよくなってました。
ありがとうむちゅ。うまれてきてくれてありがとう。
涙がほろほろ止まらないところ、助産師さんたちがふきとってくれました。
やべ。鼻が詰まってもうた。。笑
「じゃあ、赤ちゃん綺麗にしてきますからねー
お腹閉じますからねー」
え、むしろまだお腹あいてるんだよね。すごい状況。。。
と、カーテンで見えなくなっている自分の腹部を想像しそうになり
うわ、、、いかんいかん。考えてはいかん。
感覚を無にして、産まれてきた我が娘のことを考えながら、閉じるのが終わるのを待ちました。
やっぱりぐいぐいひっぱられてるなー。皮膚。
帝王切開の傷が伸びて腫れたり、引きつったりするのを防ぐためにも余裕を持たせて皮膚を寄せて縫うんだそう。
皮膚やら筋膜やら子宮、、、
あぁ、、なんかすごいなー。
でも、
思っていたよりあっという間で、しかも助産師さん達の声がけもそうだが、
手際がいい。
痛みを感じることなく終わることができた。
医療ってすごいなーにんげんってすごいなー
そんなことをかんがえているうちに、45分の手術が終了
手術台から、ベッドへ移される瞬間
えっ、
ていうくらいお腹から下の感覚がない
というか動かせないw
4人くらいの助産師さんに持ち上げられ、ベッドに移り、病室へ運ばれました。
手術室を出ると、旦那さんと、おかあさんが。
うううううーーーーここではもう涙は出ず、安堵しかない。
気の抜けきった、抜け殻のような私の顔を写真撮られました。笑
疲れた。。。ほっとした。。。
ていうのが本音です。
ここからはなんだか記憶が曖昧です。
点滴で栄養と水分と痛み止めと抗生物質を頂きまして、
深い深い眠りに着きましたとさ。
つづく
私が妊娠40週に入り、緊急帝王切開での出産となった経緯をお話しします
♡--------------------------------------------------------------------------♡
陣痛がはじまってから17時間ほど自宅で陣痛に耐え、ついに入院生活が始まった私でしたが、、、、、
陣痛はなかなか強まっていきませんでした。
いや、っていっても充分痛いし、、、、
特に出産するだけだし。、相部屋でかまわないと思い4つベッドのある病室でしたが、
まわりの方にうめき声が聞こえないように、、、、と
ベッドの柵を手で強く掴み、息をふーーーーーっと吐いて陣痛に耐えました。
8時に朝食が出ました。ロールパン?のようなもの2つと、サラダと、おかず、、、なんだっけな?
メニューまでは忘れてしまいましたが、入院は生まれて初めての経験だったし、
質素で、素朴な味付けの病院食はとっても美味しく感じられました!
普段味付け濃いの食べ過ぎてるよなぁ、、、っと。
痛みはあるものの、この時はまだ7分間隔くらいの陣痛だったので、7分の間にぺろっと完食。w
まだまだ元気やんw と自分に突っ込んでしまいました。
そのまま耐えること4時間。
ほんのすこし陣痛の間隔は短くなってきたような、、
痛みも強くなってきて、ベッドの上で汗だくになっている私でしたが
昼食の時間。
あ、病院ってこんなにすぐご飯でてくるのか!
日常生活では1日1、2食とかの日も多くて間食ばかりしてしまっていたし、
ものの3、4時間で次の食事なんて!まだお腹空いてないわ!て感じです。
でも、このくらいの時間間隔で食べていったほうが、もしや私は痩せるのかな、、??
お昼ご飯も問題なく、ほとんど食べました。ご飯(白飯)だけ少し残しました(太りたくなくて)
食後、しばらくすると助産師さんが来ました。
「一度様子見てみますね〜」と、NSTをお腹へ装着〜
ドキドキ。さあああああああ、陣痛よ!強まっていてくれ!!!!
20分ほどして助産師さんが戻ってきました。
「内診するのでこちらへどうぞ〜〜〜〜〜」
診察台へ上がる私。あああああああああーーーーー子宮口あいててくれ〜〜〜〜〜〜〜
「・・・・・・ん〜そうですね、だいぶ柔らかくはなってきているね!
今3センチくらいかな!!!」
え、、、これだけ痛くてまだ3センチ。。。。。???
え、、、、開くのか??これ。。。。
内心ものすっごくがっかり・・・・
「ん〜〜〜〜。。。まだ赤ちゃんの頭が降りてきていないねぇ」
はあ。。。。。そうですか。。。
「様子を見ましょう。まだまだだね!」
と、ベッドへ帰されました。
くそう!悔しい気持ちでいっぱいでした!
「旦那さんがきてくれたら、院内を歩いたり、階段上り下りとかしてみようか」
と言われてましたが、動きたくないほどにすでに前日の陣痛から25時間くらい経過しているし
くたくたでそんな気にもなれないし。。。
ベッドでひとり落ち込んでいると、、、
助産師さんが再び。
「最後にとった食事って、昼食だよね? お水は最後にいつ飲んだ?」
っていう唐突な質問が。
はい、そうです〜。お水もお昼ご飯の時が最後です〜。
「えっと。さっき子宮口見せてもらったけれど、やっぱりこのまま自然分娩を待っても、赤ちゃんが降りてこられない可能性があるし、帝王切開をしたほうが、母子ともに安全だと思います。
なので、今日、帝王切開しましょう。」
。。。。。 はぃ???? えっっっっw
あ。。。。 え?????っっw
「なので、これ以降飲食は禁止です。お水ものまないでください。
それから、おしっこに行かなくていいように、今から尿カテーテルをいれますね」
えっ あ、 え??w えええええ???
「はい、ちょっとツーーーンと気持ち悪い感じに痛いですが、力抜いてください、息吐いて〜」
えっ うお。。。。 いたっつ。。。。。
「はい、終わりましたよ〜 この後、先生が手術の説明に来ますので、ちょっとお待ちください。
それからご主人は何時ころ来られますか? もう来てもらうように伝えてください」
。。。。。 なぁあああああああああにぃぃぃぃぃぃ???????
もう、本当にこの時はびっくりしすぎて、思考がパニックでしたw
いやいや、あれ・・・??私陣痛きてて、、、え、、自然分娩できるんじゃなかった、、、っけ??
え、、、ってか尿カテーテルめっちゃいてえ。
痛いっていうかずっと異物感、残尿感で超気持ち悪い!!不快!!!歩きづら!!!
とりあえず、、旦那さんに電話電話。。。。
もしもし?あのね、帝王切開になった。 多分もうすぐみたい。時間きいてなかったけど、、、、病院戻ってこれる?
ふぅ。。落ち着け私。
心臓のばくばくが止まらなくなりました。
前回の検診の時には、帝王切開の承諾書類へのサインや説明は済ませているんだった。。。
泣きそうになりながら、病院のフリースペースで呆然としてました。
助産師さんに聞くと手術は午後15時からとのこと。
え、、、もう3時間きってます。。
「はい、抗生物質いれますので、点滴です〜」
はぁ、尿カテーテルと点滴。すっかり患者らしくなった私。
とにかく心の準備をしなくては。
旦那さんが病院へ到着しました。助産師さんに言われて、傷口を保護する腹帯を買ってきてもらいました。
病院の売店で売っていたのでよかったです。
そのまま、手術を担当してくれる先生に呼ばれ、個室で説明がはじまりました。
以前の検診の時に言われた内容の確認でした。
私の骨盤が狭く、赤ちゃんの頭が通れ無い可能性が高いこと。
無理して自然分娩することは、赤ちゃんの頭を傷つけてしまったり、
私が骨折をしたりと危険な状態になる可能性が高いこと。
正直、このときはまだ動揺していて、先生の言葉を聞けていなかったなぁ。。。
病室へ戻って、その時を待ちました。
旦那さんのおかあさんもきてくれました。
とはいえ陣痛は続いていました、ので、数分に一度はうううううううううぅううとうずくまりながらも
気を紛らわすためにたくさんおしゃべり。
落ち着かなくて、寝たりもできない!!!!
フリースペースでたわいもない話をして、ただただ時間を待ちました。
3時間しかないって思っていたけれど、3時間がとっても長く感じた。。
早く終わってほしいような、でも怖いし。。
そしてついに15時。その時です。。。
「この帽子をかぶって、こちらへどうぞ」
シャワーキャップのような、帽子へ全部髪の毛をしまいます。
その瞬間、ついに実感が湧いてきました。
あぁ、私、今から産むんだ!!!!今から切るんだ!!!!
怖い気持ちと、それでもむちゅのために、母親になるために乗り越えなくてはいけないという気持ち。
手術室へ向かう時には、震えてました。
「では、ご主人とお母様はこちらでお待ちください」
この瞬間に堪えていた恐怖が爆発。涙がぶわっと。。。
おかあさんがいる前で、彼に甘えたことがなかった私ですが、堪えきれず旦那さんに抱きつきました。
こわいよう・・・・。。。ぅぅぅうううう
頑張ってね、優しくと旦那さん。このとき旦那さんもうるってきていたのを覚えています。泣
助産師さんも、
「怖いよね、大丈夫。大丈夫よ」と私の肩をかかえ、背中をさすって励ましてくれました。
そして手術室の扉が閉まる時、助産師さんが後ろを見てっと合図するので振り返ると
旦那さんとおかあさんが手をふって見届けてくれていました。
もうメンタル、ごっちゃごちゃでした。今風の言葉で表すなら、とにかくエモかった。。。
あの瞬間は一生忘れません。
旦那さんとの思い出や、むちゅへの想いで胸がいっぱいになりました。
扉が閉まり、、、もうくよくよなんてしていられません。
私は
母親になるんだ!!!!!
と覚悟を決めて、泣くのをやめ
手術台へと向かうのでした。
つづく