陛下は范閑が息子かと聞くと「明らかにそうじゃないか?」と認めました。
会話は続きますが割愛、范閑は若若に人払いさせて心の内を明かしていきます。
若若が居てよかったよね〜。
陛下はいいパフォーマンスをすれば愛でて、自分が息子であるかどうかは能力次第だと感じる。
息子である自分を特別扱いしてくれるが一方で常に査定しているみたいだ(ニュアンスです)。
陛下が望んでいるからではないが江南に行こうと思う、行ってすべき事をする。
「婉児〜」と婉児の部屋の前に座る五竹(飛んで火にいる)、彼女が戸を開けると倒れちゃうくらい疲弊している。
バッファリング中の彼はふらふらしながら「江南に行けと范閑に伝えろ」「三大坊に行くのだ」を繰り返す。
婉児は兄を殺した五竹と冷静に話すんですよ、凄いな〜。「江南に向かう夫にはあなたが必要。だから今は殺さない」
五竹も納得の彼女の言い分に「范閑が自分を必要としなくなれば私の命は君のものだ」と約束しましたよ。
范閑が船で江南に行く日。
家族の集まりで長太子、太子、二皇子、三皇子、范建夫妻が見送りに来ました。
皆んな范閑は皇子であると知っていますが、范閑本人も自分は生涯范姓であると宣言して皆んなをホッとさせていました。
「叩頭する」代わりに范建夫妻に抱きつきハグで別れを告げた、こういうのは范閑らしくってホロっと涙が出たわ。
(いちよう婉児もひとりで来てました)
船が南方に近づくと続々と范閑に贈り物を届ける小舟がやって来る。
かと思えば三大坊を取りまとめている明家の差し金?で大勢の老人が乗っている小舟もやって来た。
この人達は貧困に喘ぐ家族のために自分を犠牲にして明家から報奨金を受け取って小舟に乗っています。
泣く泣く来ているので死ぬつもりかも?(官船を襲うことは死罪らしいです)
どうやら二皇子の策略、こうすれば范閑と明家は敵同士になって明家は長公主と二皇子を裏切れない。
范閑の船を傷つけたら更に報奨金が貰えると弱々しく船を攻撃する老人達。
陸には怪しそうな男衆が老人達を見張っており、もし范閑が上陸してきたら痛めつけるつもりみたい(33話)。
江南の明家家主である明青達は母に支配されてる、口では『お前が家長だからお前が決めなさい』と言うが陰険な体罰を敷いているのが母である明老太君。
明家家主は母には従順を装い、裏では二皇子に従い母の支配から逃れようとしていた。
范閑はお腹を空かせていた老人達に食べ物を下ろし代表者の老人と話す...(経緯を聞く)
「明家が無くなっても次の家が同じ事をする。三大坊を支配する家にとってそれ(三大坊)は宝の山なのです」
ここで范閑は決意したよね。このような不幸な老人とその家族を生まないためにも自分が三大坊を掌握しなければならないと。
こんな事があったので港に着いた范閑はお怒りモードでした。彼を出迎えたい官職者達や近隣からやって来た役人などで山盛りの人達です。
山積みの贈り物や政府からのお金を前にして皆んなに告げます。
「俺は裕福だ。確信もしている。ここにある贈り物は送った奴らの犯罪の証拠だ」
そこで記録係を募りひとり名乗り出たのが“富春県”の記録係。春試で范閑の弟子とみなされた楊万理の部下みたいです。
送られた贈り物は全ての県の記録係に記録させ天災の被災者に配られるように手配させると宣言した。
范閑らしい采配ですね。いつもなら突っぱねる贈り物を受け取り、困窮している者に分け与える。
官職者達と記録係でごった返す港を去ると明家家主と明老太君(母君)が恭しく登場し、今夜明家にお越しくださいと招待しました。
罠か?三大坊の口座を渡すという名目ですがそんなに上手く行くとは思えない。
長公主が差し向ける筈の葉流雲(四大宗師のひとり)がやって来そうだね。
その前に九級レベルの使い手が来たよ!ってかもう居たよ。
食事に入った一行は武芸者に囲まれていると気付き、そこに大宗師四顧剣弟子の雲之瀾がいた事に気付く。
范閑は内力が消えており、さあどうする?そんな時に聖女が来たよ〜(待ってました)(でも范閑は呼んでないって)。
表向きは釣りをしている雲之瀾と花籠を彼に差し出している海棠朵朵ですが、風が吹きはじめ川の水が飛び跳ねだす。
花籠が飛び花びらが舞い散る中睨み合うふたり...そこでなんと水中から影子が現れ雲之瀾に向かって行く。
何とも凄い使い手が集結してきました(ワクワクしかない)、ふたりは空に飛んで行きました。
海棠朵朵は食事に加わりながらなんと気軽に「天一道心法」の説明書を結婚祝い代わりにくれた。
范閑は交換に自分の「覇道真気」の説明書を渡すと申し出るのですが大宗師苦荷の指示で自ら手渡しに来たと述べる聖女に何故だ?と問えば
「葉軽眉の息子だからだ」
と言われる。ここで終わった34話でしたがあと2話で終わっちゃうよ〜。
葉軽眉はどれだけの人に影響を与えたんだろう?