再々々 肥満細胞腫 | 僧帽弁閉鎖不全症のわんこ。ときどき検査技師のわたし。

僧帽弁閉鎖不全症のわんこ。ときどき検査技師のわたし。

ミニチュアシュナウザーのJerry leeは9歳10ヶ月で虹の橋を渡りました。
僧帽弁閉鎖不全症の手術を受けるため頑張ったジェリーの闘病記録。
そして、飼い主は人間の心エコーとかとっちゃう検査技師なのでちょっとしたうんちく並べてます。



はぁー。

また、このタイトルかー


というのが正直な思いだったりします。




こんなに続くものなのかな?
いつまで戦っていればいい??


ネガティブな思いも浮かんだりしますけど。


ま。
本犬はケロッとしてますのでね


そこが救いであったりします。



どあっぷ。。



ひっくり返して、なでなで中。



エヴィのなでなではスキンシップの一環ではありますが、私ができる唯一の検査法。



でも、これが生命線。


エヴィの命をつなぐ大事なこと。




なでなでするときは、毛を撫でるのではなく。
地肌をなぞるように!


手のひらではなく、指先で!!


人間の指先はとても繊細です
ぐりぐり押す感じではなく、表面を指先でなぞる感じ。



くまなく なでなで。


簡単ですけど全神経集中
見逃すわけには行きませんから



そして。
今回、見つかってしまった肥満細胞腫。


2ミリくらいかな?


でも、この数日後。


ずいぶん、高さが減りました。


目立たない。



こんな風に数日で変化するデキモノは要注意です。




かかりつけ医からの紹介で行くことになった大学病院。



雪の多い地方なので。。


でも、すごいなーと感心しました。
人間の病院みたい。


このほかに畜産動物の病院は別棟なんです。


敷地が広い



門をくぐってからここまで辿り着くのに、徒歩だと2、30分くらいかかるのでは?

という、すごさ。


さすが、患畜数日本一



新しい感じのする玄関を抜けていざ診察です!



なんか。

ほんと。

人の病院って感じのクオリティ



診察待ちの飼い主さんのために、コーヒーやお茶などのセルフコーナーもありました



今回、腫瘍科に予約を入れてもらって。
その道の権威に治療の選択肢をもらうこと。



まずは問診。


若い女医さんと大学4年の実習生さんとで細かいところまで、たくさん聞かれました。

私はこういう時、医療従事者でよかったなーと思うんですよね。


やっぱり、言いたいことと重要なことが受ける側と聴く側で一致していた方が話が早く済むので



一通り問診が終わったら、あとは先生方で今後の方針について話し合いが行われるそうで。


少し待ちぼうけです。


冬は乾燥がすごいので



耳の飾り毛がブワッてなります




ややしばらくの待ち時間の後。


また診察室へ。




腫瘍にかんしての権威である先生からお話が。



要約すると。



転移ではなく再発でもない
新しくできた肥満細胞腫。

おそらくまたできる可能性が高い。

今見えている腫瘍に対して治療するしかない。

予防に関しては出来ない。



そうだとは思ってましたけどね。
あとは今の腫瘍にかんしてどうアプローチするか


治療法としては。


外科的治療。
これに関しては手術で切り取るので100パーセント取りきれるだろう。


内科的治療。
ステロイド服薬を2週間続け腫瘍が無くなるのを確認する。
分子標的薬を使用して同じように腫瘍が無くなるのを確認する。



分子標的薬に関しては遺伝子検査をしてみなければ、効くかどうかわかりません。
今の腫瘍を取って調べるか。

以前取った腫瘍の組織が検査室に残っていればそれを検査するか。


どちらかとのこと。



色々、考えましたが。


腫瘍が消えたら薬を飲み続ける必要はなく、切れるというので。



2週間、ステロイド治療をすることになりました



てんかんに僧帽弁閉鎖不全症と、手術するにはリスクがあるエヴィなので、

薬で治療可能ではないかという、先生の言葉を信じてみようと思うのです!



薬の服薬に関してはかかりつけ医でも可能なので、おそらくココにかかるのはこの治療に関してだけは最後になりそうです。






で。
かかりつけ医の明細書。





高いわー。



実は、前回取った組織が残っていて遺伝子検査に回したんです。

これが高い。



この検査の結果、遺伝子変異があれば分子標的薬が効くことになります。


が、それはこの腫瘍が正常細胞から大きく逸脱している、

つまり、悪性度がある程度高いことを意味します。



正常細胞に近い悪性腫瘍はあまり悪さはしませんからね



お薬の選択肢が広がる代わりに、
悪性度の高い腫瘍判定もされてしまう。


複雑なところです




まだ、検査の結果は出ていませんので。


とりあえず、ステロイドが効くことを祈るしかありません。




効いてくれたら嬉しいんだけど。


無理なら、また手術。

かなー。




でも。
治療の選択肢があるのはありがたい話なので。
頑張るしかありません!


弱音なんて吐いてる暇ないですから。



頑張るぞ!