雪が降らないんだよ、不思議 | 僧帽弁閉鎖不全症のわんこ。ときどき検査技師のわたし。

僧帽弁閉鎖不全症のわんこ。ときどき検査技師のわたし。

ミニチュアシュナウザーのJerry leeは9歳10ヶ月で虹の橋を渡りました。
僧帽弁閉鎖不全症の手術を受けるため頑張ったジェリーの闘病記録。
そして、飼い主は人間の心エコーとかとっちゃう検査技師なのでちょっとしたうんちく並べてます。

ねぇ。

不思議だよね。


今年は雪が遅くて。
まだ、一度も積もってないんだよ



ジェリー。
あなたがお空にかえった年は雪、
降ってたよね。



重度の僧帽弁閉鎖不全症。

悲鳴を上げ続ける心臓に、
雪が降らないで欲しいって
本気で祈ったのを思い出した。




この時はまだ。
軽度の僧帽弁閉鎖不全症だったっけ。




突然だったから。

急にあなたの体調がみるみる悪くなった。


2015年夏の終わり。

腱策断裂による僧帽弁前尖逸脱。
それによる急性僧帽弁逆流、加えて肺水腫。


全く、病院とは縁のないあなただったから。
9歳。
まだまだって思ってたから。



なんて、甘かったんだろう。


生まれた瞬間から、
命は死に向かってるっていうのに。



1日、1日が大事。
とても大切な日。


あなたがその全てをもって、
教えてくれたこと。



いまでも、お空で呆れてたりする??

いつも、見ててくれてるのわかってるよ。


この前のエヴィの肥満細胞腫。
見つけて教えてくれたの、あなたでしょ?


だって、私が触っても全く気がつけなかった。
心臓ドックに行って、毛を剃って。
はじめて見えた腫瘤。

教えてくれてありがとう!


私じゃ気づけなかったよ。


あなたがその命を終えた病院で、
エヴィは悪性腫瘍が見つかった。


見つけられなかったら、
エヴィも命を落としてたかも知れない。



たしかに。
命は死に向かっているのだけど。
でも、
それまでの歩みは出来るだけキラキラしてる方がいいよね!
苦しくないほうがいいよね。
悲しくないほうがいいよね。
一緒にいられるといいよね。



決めたことがある。


絶対に、エヴィをお空に返すまで私は生きる。


最愛の尻尾を持つ命を
この手でお空に送ってあげることが、
最後の愛だから。


誰にもできない。
一番の愛情だから。



それがいつになるのかはわかんない。
できればずっとずっと先がいい。


でも。
たとえそれが明日でも。

後悔なんて言葉ないくらい、
毎日、愛と愛と愛でいっぱいに!


そう。
あなたに誓うよ!



愛しいあなた。



いま、お空はどうですか?




あなたがお空にかえった日。

そちらにカッコいいお兄さんが
いきませんでしたか?


その子は家族のために頑張り抜いたシュナくんですよ。

見つけたら花ちゃんのところまで
案内してあげてね。

迷ったりしないように。
 

頼んだよ!






きっと、その子のママが心配してるから。





ジェリーの場所。




今日は、豪華








お空のみんなと分けてね。





そういえば。

人の足を枕にするの得意だったね





あなたがお空にかえって3年。

もうすぐ、エヴィと出会って3年になる。



その出会いすら、あなたが仕組んだんだと。
私は思ってるんだけど。


どう?





愛すべきあなたへ。